夜間、仕事の後、何かXmasらしい映画を見ようと、恋愛ものに手を付けて、
出だしの感触は良かったのに、ちょっとバラついた感じで進むようだったんで
諦めて、はずれの無い名作に移った。
公開当時から新聞等で度々紹介されていたので
今更ここで話の筋について書く程でもないんだけど、とりあえず記録の為に書く。
パラグライダーの事故で頸椎骨折、四肢不随となった大富豪フィリップが
新しい介護人を面接する。実話に基づいた作品。
フィリップは気難しい男で、介護人が続かない。
スラム育ちのドリスは、ただ失業手当欲しさに、面接の実績を得ようとやって来る。
仕事の面接に行った事が何回分か証明されれば、失業手当が支給されるんだって。
ところがフィリップはこの傍若無人だが愛嬌のあるドリスを気に入って、
介護の資格も経験も無いのを承知で雇う事にする。
障がい者に同情しないところが良かったんだって。
四肢麻痺で鬱になりがちなフィリップを、ドリスの奔放な明るさが救う。
同時にドリスもフィリップから,自分が逃げていた人生の側面を教えられる。
異なる環境に育った者同士が良い具合に影響し合う。
爽やかで良いストーリー。
イントロのドライブのシーンについては後から明かされるのだけど、
ここは特に、この映画について何も知らなければ、もっと心に響いたのにな。
気晴らしのドライブではあるんだけど、
高速で移動する事で、人生のある部分からのしばしの逃亡を意味する。
二人のキャラクター、関係性等を表現した、良いイントロ。
四肢麻痺患者って言うと、いつも読んでるジェフリー・ディーヴァーの
リンカーン・ライムシリーズがすぐ浮かんだ。
小説の中でも、患者に対してどういう態度で臨むか、が常に問われている。
なかなか既存の概念に捕われずに応対するのは難しい。
と言うか、そんな事は出来ないのかな。
相手が障がい者であろうとなかろうと、素のままの自分で対峙するしか無い。
映画は実話を元にしている事もあってか、
爽やかなのは良いんだけど、ちょっと粘りが足りなかったような気もする。
日本ではスゴく高評価で、なんとフランス映画としては「アメリ」を越えて
興行成績1位になったんだって。 日本人好みの仕上がりなのかな。
ドリスは更生するし、彼の家族も救われる、
フィリップの麻痺が直る事は無いけど、不治の病と言うのとは違うので
適切な介護を続ければ70歳過ぎまで十分生きられる。
だもんで、映画に暗い要素は見当たらない。そこが日本でのヒットの要因かも。
普段アメリカ映画が主体になってしまって、他の国の作品を見る事が
相対的に少ないので、主演の俳優達の事が何もわからない。
もっと色々見なきゃなぁ。
ドリス役のオマール・シーはスラリとした長身で美しい。
大きな手のバランスが何とも言えない。
映画ではもっと若く見えたけど、撮影時一応30歳は越えてたそうな。
追加で放映されたドキュメンタリーも見た。
人生の不条理との距離の取り方次第、と言う事かな。
出だしの感触は良かったのに、ちょっとバラついた感じで進むようだったんで
諦めて、はずれの無い名作に移った。
公開当時から新聞等で度々紹介されていたので
今更ここで話の筋について書く程でもないんだけど、とりあえず記録の為に書く。
パラグライダーの事故で頸椎骨折、四肢不随となった大富豪フィリップが
新しい介護人を面接する。実話に基づいた作品。
フィリップは気難しい男で、介護人が続かない。
スラム育ちのドリスは、ただ失業手当欲しさに、面接の実績を得ようとやって来る。
仕事の面接に行った事が何回分か証明されれば、失業手当が支給されるんだって。
ところがフィリップはこの傍若無人だが愛嬌のあるドリスを気に入って、
介護の資格も経験も無いのを承知で雇う事にする。
障がい者に同情しないところが良かったんだって。
四肢麻痺で鬱になりがちなフィリップを、ドリスの奔放な明るさが救う。
同時にドリスもフィリップから,自分が逃げていた人生の側面を教えられる。
異なる環境に育った者同士が良い具合に影響し合う。
爽やかで良いストーリー。
イントロのドライブのシーンについては後から明かされるのだけど、
ここは特に、この映画について何も知らなければ、もっと心に響いたのにな。
気晴らしのドライブではあるんだけど、
高速で移動する事で、人生のある部分からのしばしの逃亡を意味する。
二人のキャラクター、関係性等を表現した、良いイントロ。
四肢麻痺患者って言うと、いつも読んでるジェフリー・ディーヴァーの
リンカーン・ライムシリーズがすぐ浮かんだ。
小説の中でも、患者に対してどういう態度で臨むか、が常に問われている。
なかなか既存の概念に捕われずに応対するのは難しい。
と言うか、そんな事は出来ないのかな。
相手が障がい者であろうとなかろうと、素のままの自分で対峙するしか無い。
映画は実話を元にしている事もあってか、
爽やかなのは良いんだけど、ちょっと粘りが足りなかったような気もする。
日本ではスゴく高評価で、なんとフランス映画としては「アメリ」を越えて
興行成績1位になったんだって。 日本人好みの仕上がりなのかな。
ドリスは更生するし、彼の家族も救われる、
フィリップの麻痺が直る事は無いけど、不治の病と言うのとは違うので
適切な介護を続ければ70歳過ぎまで十分生きられる。
だもんで、映画に暗い要素は見当たらない。そこが日本でのヒットの要因かも。
普段アメリカ映画が主体になってしまって、他の国の作品を見る事が
相対的に少ないので、主演の俳優達の事が何もわからない。
もっと色々見なきゃなぁ。
ドリス役のオマール・シーはスラリとした長身で美しい。
大きな手のバランスが何とも言えない。
映画ではもっと若く見えたけど、撮影時一応30歳は越えてたそうな。
追加で放映されたドキュメンタリーも見た。
人生の不条理との距離の取り方次第、と言う事かな。
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