前の映画がピリッとしなかったので、もう１本見る。

ポール・ラッド主演のコメディ。
主演がポール・ラッドだし、このタイトルなので
お下劣コメディを期待したんだけど、
のんびりしたテンポのハートウォーミングなファミリードラマだった。
下ネタも殆ど無し。

ヒッピー的な生活をしているネッドは、大麻の売買で８ヶ月刑務所暮らし。
その間にG.Fは別の男を作っちゃって、ネッドは家を追い出された。
３人の妹達の家を転々と居候して回る。
何処でも厄介者扱い。

素直過ぎるネッドの言動が妹達の生活をぶち壊してしまうが、
それらは元々表面だけ取り繕ったものだった。
３人の妹達は、ネッドの正直さ、愛情深さを知る。

ポール・ラッドは、お下劣コメディではやや神経質な役所が多いけど、
今作では常ににこやかで他者を受け入れるタイプ。
端正な顔立ちの表情が柔らかくて良い。

まぁ、でも、やっぱり、下ネタ満載のお下劣コメディが見たかったな。

このところハリウッド進出が見られるスティーヴ・クーガン等、
英国人俳優が多く出演している。
英国のエスプリを生かすとか、そう言う企画だったのかな。