このタイトルでキャメロン・ディアス主演と言うから
オチャラけたラブコメディかと思ったら、全く当てが外れた。

妊娠や養子縁組で悩みつつも、めでたしめでたしとなる５組のカップルの話。

複数のドラマを盛り込んだ群像劇というのは時々あるけど、
「ラブ・アクチュアリィ」のような名作にはなかなか出会えないと実感させられた。

なんでこういう構成なのかな、と思いきや、
Wikiによれば、妊娠出産のガイドブックが元ネタなんだって。
だから色々な形の妊娠を一気に取り上げたのね。

まぁ、それが目的だったと言えばそうなんだろうけど、
５組もの話を突っ込んだ事で、どれも底が浅くて不発に終わってる。
それぞれ何らかの問題を抱えていた筈なのに、ワイワイ騒いだだけで、
子供が生まれたらそれで全部ハッピー！　安直過ぎる。

演出プランもステレオタイプでわざとらしい。

TVのワイドショーの方がもっと出来が良い。

１個だけ良かったシーンを上げるとすれば、
妊婦さん達が分娩室で大声を上げてる時に、同時に
車に足の甲を引き潰されて病院に来た青年が大声を上げるとこ。