中学２年生の秋口に修学旅行があった。
３年生になってからだと、クラス替えの直後でクラスメイトに馴染みが無かったり、
年度後半になると受験準備で時間が取れなかったりするから、
２年なのに修学旅行。

まず数名ずつでグループを作らされて、
そこから人数合わせで２グループくらいで旅館の大部屋に詰め込まれた。
２グループで１１人いたが、１０人用の部屋で布団も１０組しかなかった。
入室してから皆で話し合うつもりでいたが、
もう一方のグループのリーダーKさんが「早い者勝ちでしょ。」と言って、
あっさり数を押さえてしまった。
布団１組足りない中で、こちらのグループで融通し合うしかなかった。

早い者勝ち理論に愕然とさせられた。
爽やかスポーツウーマンタイプのKさんだったが、
こちらのグループの中ではKさんのグループと相部屋になるのを嫌がる人もいた。
その人にはKさんの本質が私よりもよく見えていたんだろう。
意見を聞くべきだったと後悔した。

以来「スポーツマンシップ」とかそう言う類いの見方が信じられなくなった。


故郷は福岡で、沖縄の人達から見れば本土の一部なのだろうけど、
少し田舎の方に行くと「本土までXXkm」なんて言う表示があったりするし、
東京の人達から見れば福岡は僻地だ。
また、社会の地理でも、沖縄を含めての九州と言われる。
だもんで、私個人としては
東京の人達に比べて、いくらか沖縄に対する思い入れが強かった。

日本、アメリカ、中国を中心とした政治的駆け引きや防衛に関して
情報を網羅しているわけでは当然無く、正確な情報が無い以上、考察に限界がある。
ので、素人的個人意見として語る。

地理的に見て、沖縄に基地を置くメリットはあるのだろう。
でも、沖縄に大きな負担を負わせている訳で、それは国民として不公平。
だから、基地の全国持ち回りに賛成します。
その場合の移動移設の予算ってどうなるのかな、というのが最大の問題だけど。

橋下大阪市長が「大阪でも引き受ける。」という話をしたら
大反対の声が上がって、すぐに案が消されてしまった。
原発瓦礫の引き取りでは、いくつかの団体は受け入れたものの、
福岡では反対の声が上がって、受け入れが拒否された。

沖縄や福島の人達に同情の気持ちを示しながら、
自分とこで負担を負うのは断固イヤ。
こんなの、偽善とすら言えない。
人として恥ずかしく無いのかな。