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マンガ家Mの日常
解釈の難しい映画だったんで、ちょっと気になって
映画解説のブログとかを2、3覗いてみた。
プロの方々では無くて、それぞれ趣味で書かれているものらしいんだけど、
映画解説に特化してるから、皆さん文章が上手いし、分析も詳細で鋭い。
自分のテキトーさを痛感しちゃうね。

特に今作は解釈を要する作品なんで、
解説を書きたい人にはうってつけだったようでもある。
大方は私の見方と共通してたかな。
もっとしっかり考えたい方はそっちのブログとか見てね。

あ、そう、ひとつ書いておいた方が良いかな。

「ローズマリーの赤ちゃん」を想起したのは
ティルダ・スウィントンの容姿の事だけじゃなくて、
ケヴィンの悪意が何らかの先天的社会病質に起因するのかもしれない、
という点からでもあった。

他のブログではきちんとスペースを割いて解説がしてあって、
ケヴィンは犯行時未成年で、抗ウツ剤を飲んでたから精神的に不安定で
それで、大量殺人にも関わらず、少年刑務所2年と成人刑務所2年で出所出来る、
これはケヴィンが高い知能をもって、計画していた事でもあった、と言う点。
また、ケヴィンが幼い頃から母親に悪意を示しているようではあるけど、
それは子育てウツの母親の視点から語られているものなので、
果たしてケヴィンの意図的なものかどうかは決めかねる、と言う点。
前者については私も映画を見てて、おやっと思ったけど、
後者については考えて無かったな。
原作を知ってるとまたちょっと見方が違うかもしれない。

それぞれのブログでも長いページをとって色々書かれていて、
それだけ解釈の余地のある作品でもあるんだろうね。

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