分かり易くて楽しめそうな映画を見る。

アダム・サンドラーとドリュー・バリモアのロマンチックコメディ。
共演は３回目。

ジムとローレンはバツイチ子連れ同士でブラインドデートさせられるが、
どうにも噛み合わず、気まずいまま別れる。
ジムの上司とローレンの同僚が恋人同士で、アフリカ旅行を予定していたが、
直前でキャンセルした為、ジムとローレンは
子供達の夏休みのバケーションにそれぞれ旅行を譲り受ける。

ホテルに着いてみたら出くわしてびっくり。
元がファミリー向け企画だったので、寝室も食事のテーブルも一緒。

最初はやや気まずいが、子供達を介して徐々に知り合い、惹かれあう。
ジムの子供は娘３人、ローレンの子供は息子２人で、
それぞれ女親、男親が必要とされていた。
お互いに子供最優先の親だったので、相手の子供達への接し方も暖かい。

旅行が終わり、若干の行き違いはありつつも、
ジムはローレンに愛を告白して、めでたしめでたし。


家族が一番大事、という、まさしくファミリー向けのほんわかコメディ。
現実はこうは上手く行かないけど、これはこれで良かったんでしょう。

ローレンは夫の浮気癖と子供への約束を守らない事からの離婚。
ジムは死別。
ジムの３人の娘はティーンエイジャー、１０歳くらい、５歳くらい、と
年代が違っていて、
それぞれの年代で母親を求める形の違いがあり、説得力があった。

死別はともかく、離婚でバツイチ子連れも多くなったので、
子供達に良い家庭環境を提供出来るよう、前向きに再度パートナーを選びましょう、
という、アメリカ社会ならではのメッセージかな。

アダム・サンドラーが製作にも参加していて、
自分の子供達をちょい役でちらほら出演させている。
将来の俳優目指して今のうちから鍛えておこうという作戦か、親心か？

アフリカ旅行のシーンは実際に南アフリカで撮影されたらしく、
盛り沢山で楽しそうだった。
動物達とあんなに間近で触れ合えるなんて羨ましい。
レジャー用にそれなりに飼育されて人間に慣れているのかな。