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マンガ家Mの日常
原作本が人気シリーズらしくて、
警察署内の同僚のキャラクター付けも手が込んでいる。

女性の誘拐監禁殺人事件の捜査が始まったところで、
ベテラン刑事ハンメルが自分の携帯で、監禁されている女性の様子を観察。
まさか犯人なのか、
もしくは犯人から秘密裏に連絡を受けているのかと思いきや、
ドラッグ中毒の妻の解毒治療中というオチ。
また、優秀な女性刑事トールンは妊活中で、検査の為に仕事を抜け出したり、
排卵誘発剤の注射で具合が悪くなったり。
いずれも捜査とは無関係のエピソードなんだけど、
おそらく原作でそういう肉付けがされているのだろう。

主要なキャラクターとしては、
ヴィスティングの娘リーネがクローズアップされている。
これまた捜査とは無関係のエピソードで、
どうやらヴィスティングの妻は交通事故か何かで亡くなったらしい。

ヴィスティングはリーネからの電話をほぼ毎回無視する。
それは、リーネが新聞記者で、ネタを求めているせいもあるのだろうけど、
ヴィスティングも刑事ものの御多分に洩れずワーカホリックで、
捜査に集中すると、久々に帰省した息子との約束さえもすっかり忘れてしまう。
そのせいなのか、リーネはかなり強気で父親に相対する。
ちょっとウザイ。
新聞社の編集部内でも、彼女の強引さを快く思わない同僚もいる。

リーネの積極姿勢が事件解決の糸口となる事もある。
今作では、リーネが調査し始めた孤独死老人が、
殺人鬼ゴッドウィンの正体を解き明かす鍵となった。
老人は生前、隣人が別人になったと周囲に話していて、
痴呆の症状のせいだと思われていたが、
実は、ゴッドウィンが老人の隣人を殺害して成りすましていたのだった。
この辺は、雪深い田舎町ならではのエピソードってところかな。

(続く。)
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