世界の歌姫セリーヌ・ディオンの半生を描いた伝記映画。
セリーヌをモデルとして「アリーヌ・デュー」というキャラクターで創作された。
カナダのフランス語圏ケベック州で、
音楽好きの一家の14人兄弟の末っ子として生まれたアリーヌは、
幼い頃から歌唱の天賦の才を発揮する。
12歳の時、母親がアリーヌの歌声をテープに録音して
音楽プロデューサーのギィ=クロードに送り、面接を受けると、
才能を認められ、カナダからフランスへと羽ばたく。
面長で尖った鼻の容姿をバカにされながらも、歌の実力で周囲を圧倒する。
アリーヌの将来性を見込んだギィ=クロードは、敢えて休みを取らせて、
歯列矯正、英語学習、ダンスレッスン等を受けさせ、
同年代の友人達との交流の為に学校への通学も推奨する。
ビジュアルやインタビューの受け答えも丁寧に指導する。
レコードは大ヒットを重ね、コンサートツアーも次々決まり、快進撃は続く。
ツアーにに同行する母親は、
アリーヌが年が離れたギィ=クロードに想いを寄せているのを心配する。
ギィ=クロードはプロデューサーとして節度を保っていたが、
2人は惹かれ合い、やがてめでたく結婚に至る。
長年の不妊治療の末、長男と、その数年後には双子の息子達を授かる。
ツアーの激務でアリーヌは喉を痛めて休養を余儀なくされる。
一方で、ギィ=クロードも度々体調不良を示すようになっていた。
父親に続いてギィ=クロードも亡くなり、
意気消沈したアリーヌはラスベガスのコンサートをキャンセルして、
誰にも気づかれないまま1人で街を彷徨する。
どこまでがセリーヌ本人の人生に忠実に作られているのかは分からないが、
スーパースターの伝記映画にありがちな、ドラッグや恋愛の泥沼は無く、
華々しい成功と、家族愛が穏やかに描かれている。
田舎町のごく普通の家に生まれ、賑やかで明るい家族に囲まれて、
健やかに育ったセリーヌの人柄なのだろう。
肝っ玉かあさん的な母親のキャラクターと豊かな表情が良い。
アリーヌ役にはもう少し美人の女優さんでも良かったように思うのだけど、
アリーヌを演じたヴァレリー・ルメルシェが監督と脚本も担当しており、
セリーヌへの並々ならぬ熱意が感じられる。
顔立ちは微妙だけど、ステージでの立ち姿等は素晴らしい。
映画制作時にはすでに50代半ばでありながら、
12歳のアリーヌから演じている。
Wikiでは身長177cmとあり、かなり高身長だけど、
映像では子供のサイズに写っているので、CGとかで調整したのかな。
最近観た音楽映画では、エルヴィス・プレスリーとそのマネージャーの
確執と悲惨な末路を描いたものがあったけど、
セリーヌとプロデューサー兼夫のルネ・アンジェリルとの関係性は
幸福そのもので、羨ましい。
1968年生まれのセリーヌに対して、
アンジェリルは1942年生まれなので、年の差26歳。
バツ2だし、そりゃ、親は心配するよね。
アンジェリルはセリーヌのファーストアルバム制作の為に、
自宅を抵当に入れて資金を調達したとか。
セリーヌの類い希なる才能が2人を強く結びつけた。
セリーヌは現在難病の治療中で、音楽活動を休止している。
ファンの人達にとって今作は涙ものの映画だったろうな。
映画としての詳細に関してはやや厳し目の批評をする向きもあるようだけど、
セリーヌへのリスペクトが重視されている事に尽きる。
セリーヌをモデルとして「アリーヌ・デュー」というキャラクターで創作された。
カナダのフランス語圏ケベック州で、
音楽好きの一家の14人兄弟の末っ子として生まれたアリーヌは、
幼い頃から歌唱の天賦の才を発揮する。
12歳の時、母親がアリーヌの歌声をテープに録音して
音楽プロデューサーのギィ=クロードに送り、面接を受けると、
才能を認められ、カナダからフランスへと羽ばたく。
面長で尖った鼻の容姿をバカにされながらも、歌の実力で周囲を圧倒する。
アリーヌの将来性を見込んだギィ=クロードは、敢えて休みを取らせて、
歯列矯正、英語学習、ダンスレッスン等を受けさせ、
同年代の友人達との交流の為に学校への通学も推奨する。
ビジュアルやインタビューの受け答えも丁寧に指導する。
レコードは大ヒットを重ね、コンサートツアーも次々決まり、快進撃は続く。
ツアーにに同行する母親は、
アリーヌが年が離れたギィ=クロードに想いを寄せているのを心配する。
ギィ=クロードはプロデューサーとして節度を保っていたが、
2人は惹かれ合い、やがてめでたく結婚に至る。
長年の不妊治療の末、長男と、その数年後には双子の息子達を授かる。
ツアーの激務でアリーヌは喉を痛めて休養を余儀なくされる。
一方で、ギィ=クロードも度々体調不良を示すようになっていた。
父親に続いてギィ=クロードも亡くなり、
意気消沈したアリーヌはラスベガスのコンサートをキャンセルして、
誰にも気づかれないまま1人で街を彷徨する。
どこまでがセリーヌ本人の人生に忠実に作られているのかは分からないが、
スーパースターの伝記映画にありがちな、ドラッグや恋愛の泥沼は無く、
華々しい成功と、家族愛が穏やかに描かれている。
田舎町のごく普通の家に生まれ、賑やかで明るい家族に囲まれて、
健やかに育ったセリーヌの人柄なのだろう。
肝っ玉かあさん的な母親のキャラクターと豊かな表情が良い。
アリーヌ役にはもう少し美人の女優さんでも良かったように思うのだけど、
アリーヌを演じたヴァレリー・ルメルシェが監督と脚本も担当しており、
セリーヌへの並々ならぬ熱意が感じられる。
顔立ちは微妙だけど、ステージでの立ち姿等は素晴らしい。
映画制作時にはすでに50代半ばでありながら、
12歳のアリーヌから演じている。
Wikiでは身長177cmとあり、かなり高身長だけど、
映像では子供のサイズに写っているので、CGとかで調整したのかな。
最近観た音楽映画では、エルヴィス・プレスリーとそのマネージャーの
確執と悲惨な末路を描いたものがあったけど、
セリーヌとプロデューサー兼夫のルネ・アンジェリルとの関係性は
幸福そのもので、羨ましい。
1968年生まれのセリーヌに対して、
アンジェリルは1942年生まれなので、年の差26歳。
バツ2だし、そりゃ、親は心配するよね。
アンジェリルはセリーヌのファーストアルバム制作の為に、
自宅を抵当に入れて資金を調達したとか。
セリーヌの類い希なる才能が2人を強く結びつけた。
セリーヌは現在難病の治療中で、音楽活動を休止している。
ファンの人達にとって今作は涙ものの映画だったろうな。
映画としての詳細に関してはやや厳し目の批評をする向きもあるようだけど、
セリーヌへのリスペクトが重視されている事に尽きる。
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