忍者ブログ
マンガ家Mの日常
気持ちが少し弱っていると、甘い恋愛映画で癒されたくなる。

結果から言うと、イマイチ。


離婚のゴタゴタに疲れたマギーは娘のサマーを連れて、
若い頃に一時期滞在していたローマ郊外の思い出の地を訪れる。
当時思いを寄せ合っていたルカと再会。

サマーは麻薬の売人をやっている恋人の元へ帰りたがって、
ルカの母親カルメンを連れてスポーツカーで逃げ出し、空港へ向かう。
カルメンは夫が他界した後、かつての恋人から求婚され、
明日、教会で結婚式をあげる約束をしていて、ローマに行こうとしていた。

マギーとルカは一緒にふたりを追い掛ける。

ドタバタの追走劇の果てに、サマーは恋人をふっ切り、
マギーとルカは誤解を解いて親密な関係を取り戻し、
カルメンはめでたく昔の恋人と結婚。


全般的に緩い作りで、何もかもが中途半端。面白味に欠ける。
3世代の恋愛模様は詰め込み過ぎで、どのエピソードももの足りず、
焦点がボヤけてしまっている。
カルメンにしろ、マギーにしろ、
恋人に深い思いを残した状態で別の男性と結婚して、
相手を真剣に愛せず、良い家庭が築ける訳も無い。
後味が微妙で、どうにもしっくり来ない。

主演のサラ・ジェシカ・パーカーは、
言わずと知れた「Sex & The City」のスター。
恋愛映画となれば、期待値が高まってしまう。
50歳を過ぎればフワフワしてばかりもいられないかもしれないけれど、
やはり、もっと夢のある魅力的な役柄を演じて欲しい。
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック