トム・クルーズがヘヴィメタルのロック歌手の役をやるというので
見てみたが、開始30秒で しまった、と思った。
1987年のLAが舞台。
オクラホマの田舎から金髪のカワイコちゃんシェリーがロック歌手を夢見て、
お気に入りのレコードが詰まったスーツケースひとつ持って、
バスに乗ってやって来た。
その時点でおやおや、と思ってしまったのだが、次の瞬間、
シェリーは満員の夜行バスの中で歌い出した。
さらに、他の乗客も合わせて歌い出す。うへっ。
最近、出会い頭の刺激を求めて、
プログラムガイドを見ずに映画を見るようになってしまって、
これがミュージカル映画だとは知らなかった。
シェリーは同じくロック歌手志望の男の子ドリューと知り合い、
付き合うようになる。
ロックバーでウエイトレスをして、ドリューとデート三昧の楽しい日々。
歌手志望はどうなってるんだ、
レッスンも受けてなきゃ、オーディションにも行っていない。
結局、何でミュージカルにガッカリするかって言うと、
歌やらダンスやらのシーンに時間を取られて、話の描き方が薄くなるから。
一応、若い男女の夢と挫折と成功の青春ストーリーが主軸だが、
全体のトーンとしては、80年代ロック世代の今の大人達が作った
冗談のような遊びの映画。
それはそれで楽しめなくは無いけど、懐古趣味に気恥ずかしさも感じる。
ロックが元気だったのは80年代で終わっちゃったのね。
今からもう、4半世紀昔だ。うわっ!
どうにもロックテイストでは無いシェリーとドリューの
コテコテの青春カップルの他は、大人の役者陣は濃い味を振りまいている。
アレック・ボールドウィンやキャサリン・ゼダ・ジョーンズは
自分のパートをガッチリ押さえている。
健康的なトム君に厭世的なロックスターは似合わないが、
それなりに頑張っていた。
でも、やっぱりちょっと違う。
特に80年代LAメタルはけばけばしくてバカっぽかった。
そういうチンピラ崩れの色気はダンディーなトム君には無い。
映画の中で、いくらかお酒は飲むけど、クスリはやらないし、
ベッドシーンはパンツ履いたまま。
子供向け映画だからって、いや、子供向けならばこそ
嘘はいかんのではなかろうか。
この映画はどういう観客に向けて作ったんだろう?
今の若い子達なのか、大人達なのか?
なんだか、どうでもいい感じに仕上がっている。
見てみたが、開始30秒で しまった、と思った。
1987年のLAが舞台。
オクラホマの田舎から金髪のカワイコちゃんシェリーがロック歌手を夢見て、
お気に入りのレコードが詰まったスーツケースひとつ持って、
バスに乗ってやって来た。
その時点でおやおや、と思ってしまったのだが、次の瞬間、
シェリーは満員の夜行バスの中で歌い出した。
さらに、他の乗客も合わせて歌い出す。うへっ。
最近、出会い頭の刺激を求めて、
プログラムガイドを見ずに映画を見るようになってしまって、
これがミュージカル映画だとは知らなかった。
シェリーは同じくロック歌手志望の男の子ドリューと知り合い、
付き合うようになる。
ロックバーでウエイトレスをして、ドリューとデート三昧の楽しい日々。
歌手志望はどうなってるんだ、
レッスンも受けてなきゃ、オーディションにも行っていない。
結局、何でミュージカルにガッカリするかって言うと、
歌やらダンスやらのシーンに時間を取られて、話の描き方が薄くなるから。
一応、若い男女の夢と挫折と成功の青春ストーリーが主軸だが、
全体のトーンとしては、80年代ロック世代の今の大人達が作った
冗談のような遊びの映画。
それはそれで楽しめなくは無いけど、懐古趣味に気恥ずかしさも感じる。
ロックが元気だったのは80年代で終わっちゃったのね。
今からもう、4半世紀昔だ。うわっ!
どうにもロックテイストでは無いシェリーとドリューの
コテコテの青春カップルの他は、大人の役者陣は濃い味を振りまいている。
アレック・ボールドウィンやキャサリン・ゼダ・ジョーンズは
自分のパートをガッチリ押さえている。
健康的なトム君に厭世的なロックスターは似合わないが、
それなりに頑張っていた。
でも、やっぱりちょっと違う。
特に80年代LAメタルはけばけばしくてバカっぽかった。
そういうチンピラ崩れの色気はダンディーなトム君には無い。
映画の中で、いくらかお酒は飲むけど、クスリはやらないし、
ベッドシーンはパンツ履いたまま。
子供向け映画だからって、いや、子供向けならばこそ
嘘はいかんのではなかろうか。
この映画はどういう観客に向けて作ったんだろう?
今の若い子達なのか、大人達なのか?
なんだか、どうでもいい感じに仕上がっている。
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