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マンガ家Mの日常
ネタバレ注意



キリアン・マーフィー主演のサイコスリラー映画。


2人の物理学博士マーガレットとトムは、
物理の観点を駆使して、巷に蔓延る見せかけの超常現象を暴いていた。

30年前彗星の如く現れ、姿を消した「超能力者」シルバーが活動を再開。
マーガレットはTV番組でシルバーと対決し、
植物状態の幼い息子の病状を指摘されて動揺した苦い過去があった。

マーガレットとトムはシルバーのペテンを暴こうとするが、決め手に欠ける。
一方、大学の同僚シャクルトン博士はシルバーが真の超能力者であるとして
実験を進めている。

シルバーとの直接対決に悩むマーガレットは持病で急死。
トムはシルバーとの対決を決意する。
GFのサリーと助手の学生がシルバーの時計のからくりに気づく。
シルバーの公演会場に乗り込んだトムは、スタッフから暴行を受ける。
負傷したトムがステージに近づくと、会場ではライトが破裂するといった
様々な現象が起きる。

実は、

トム自身が超能力者で、
マーガレットやトムの身近で起きた超常現象はトムの影響によるものだった。

超能力者である事を隠して生きてきたトムは、仲間の存在を求めて、
敢えて、超常現象のカラクリを暴くマーガレットの研究に参加してきた。
超能力者の可能性が見えたと思ったシルバーもまた、
巧みなペテン師でしかなかった。


マーガレット役のシガニー・ウィーバーと
シルバー役のロバート・デ・ニーロの演技と存在感はやはりさすが。
キリアン・マーフィーはその美貌が際立つだけに、役柄にやや合わないような?

スペイン人監督ロドリゴ・コルテスは
イライジャ・ウッド主演の「グランドピアノ 狙われた黒鍵」の製作も手がけた、
才能のある若手だけど、日本での公開作は少なくて、よく知らない。
今作はマイケル・ナイト・シャマラン的なサイコサスペンスで、
雰囲気は悪くなかったし、ラストのオチも頷けたんだけど、
全体の運びに無駄があって、展開としてやや物足りなかったかも。
脚本もコルテスが手がけているけど、
もう少しブラッシュアップさせたら、もっと良い映画になったのにね。
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