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マンガ家Mの日常
なかなかスゴイ。
まだ第2話までしか見てないけど。

主人公の仕事がフィクサーと言うから、
「スキャンダル」と重ね合わせて見始めたのだけど、
いやぁ、こっちは甘く無いね。
設定は主にハリウッドセレブの後始末なんで、
もっと派手なストーリーになるかと思ったんだけど、
何と言うか、ゴツイ。

ハリウッドセレブのスキャンダルだから、どれもセックス絡みで
正直そこはくだらないお悩みばっかなんだけど、
解決の手段は現実的で手荒い。暴力も厭わない。
主人公のレイを始め、部下の皆も肝が座ってる。

レイ役のリーヴ・シュライバーは、映画でチョコチョコ見た記憶はあるけど、
何が代表作だったか思い出せない。
きっとこのドラマが一番の代表作になるだろう。
吹き替えの東地宏樹(「プリズン・ブレイク」とかの人。)の声、好きなんだけど、
この役にはちょっとオシャレ過ぎるかなぁ。
もうちょっと重めの声が良かったような。
部下のひとりに「スカーフェイス」のスティーヴン・バウアー。懐かしーなぁ。

で、何と言っても白眉はレイの父親ミッキー役のジョン・ヴォイド。
まだたった2話目なんで過去のいきさつとかの全容は分からないんだけど、
なんだかとんでも無いワルらしい。
顔立ちやら役作りの衣装やら、いかにもで良い味出してる。
このドラマの中で一番得な役だろうな。
息子のレイは殺したい程父親を憎んでいるけど、
何故か他の家族には滅法受けが良い。

フィクサーとしての仕事の他に、家族の背景がドラマの主題。
ギリシャ悲劇的な要素を持っていて、
「ソプラノズ」がイメージとしては近いかな。

とにかく、精度が高い。
このテンションとクオリティでいつまで続けられるんだろうかと
心配になるくらい。
BGMに頼らない演出が良い。
ドラマファンが真剣に見られるドラマ。

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