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マンガ家Mの日常
HBOのミニシリーズ、5話で総計6時間くらい。
こういうのを仕事終わりに 深夜ずっと見てるから、
ついついジャンクフードに手が伸びて 太るんだ。
(とりあえず1.1kg落とした。次の1週間でもう1kg落とさなきゃ。)

主演ケイト・ウインスレット、エミー賞主演女優賞獲得おめでとう。

物語は大恐慌の2年後、1931年、
LA郊外のグレンデールという小都市が舞台。
裕福な生活をしていた一家が、不況で夫の不動産会社が潰れ、苦境に陥る。
おまけに夫は愛人作って、家を出てしまう。
妻のミルドレッドは育ち盛りの娘ふたりと取り残され、
お金も無く、食べる物にも事欠く。
当時、裕福な家庭の妻が外に出て働くのは卑しい事のように見られていた。
ミルドレッドも最初は恥ずかしさで躊躇するが、
生きて行く為に、レストランのウエイトレスの職に就く。

次第に仕事にも慣れ、夫の元同僚弁護士と愛人関係になった事から
援助を得て、地元に新しいレストランをオープンさせ、成功を掴む。

下の娘を病気で亡くす。
残った長女は美貌と音楽の才能に恵まれながらも、
声楽の恩師からさえ、蛇呼ばわりされる程の性悪女。
母親の再婚相手(弁護士とは別の男)を寝取り、仕事の契約相手を騙し、の、
やりたい放題。

また、この再婚相手ってのが、金持ちのぼんぼん育ちで、
金を使うのは上手いけれど、実家が破産しても働きもせず、
ミルドレッドの稼ぎを当てにしてダラダラ暮らし、
そのくせ、自分のグダグダぶりをミルドレッドのせいにする。

ミルドレッドは仕事はしっかりしてるのに、
なんでだか、このふたりを愛想尽かしできず、
甘やかしてるうちに、仕事で穴を開け、
3店舗に拡大していた人気レストランの会社を手放すハメになる。

一番目をかけていた長女と再婚相手には逃げられるけど、
元夫と和解し、再々婚。
そして、ご近所さんやかつての仕事仲間に温かく迎えられる。

いや、人生って不思議なもんだね。
う〜ん、家族や愛人はその立ち位置に甘えて裏切って来るけど、
誠実に仕事してれば、社会の仲間は認めてくれるって事だろうか。
長女と愛人に目をかけて、贅沢な生活をさせてやっていたのも、
所詮はミルドレッドの自己満足に過ぎなかったのかしら。
それとも、執着?
ミルドレッドは最後には目が覚めて、自分を取り戻す。

ケイト・ウインスレットと言えば、
誰もが「タイタニック」のヒロインとして記憶している。
当時から、線の細いディカプリオと比べて、なんだか濃かったけど、
そういう如何にものヒロインじゃなく、
どちらかと言えば、どっしりした田舎のおかみさんの方が似合ってる。
年齢を重ねて、本来の雰囲気に合った役ができるようになって良かったね。

なんかね、日本人目線かもしれないけど、
美人なんだけど、腰回りとかがドッカリしてて、逞しいおばさんな感じ。
現代物より、ちょっとレトロな舞台がしっくりくるのかな。
でも、そのうち、警視庁の鬼警視とか、どうだろうね。
また更に年齢を重ねると、新たな段階に進んでみせてくれるのでしょう。
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