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マンガ家Mの日常
実話を基にした社会派コメディ映画。
第72回ベルリン国際映画祭、主演俳優賞、脚本賞受賞。


2001年、9.11アメリカ同時多発テロの1ヶ月後、
ドイツで暮らすトルコからの移民一家クルナス家の長男ムラートが、
結婚相手の宗教について学ぼうと行ったパキスタン旅行中に、
タリバンとの疑いをかけられ、逮捕され、
悪名高きキューバのグアンタナモ米軍基地収容所に収監された。
知らせを受けた母親ラビエは、人権派弁護士ベルンハルトに救出を依頼する。

ドイツ在住のトルコ移民という立場の為、両国政府の支援を得られず、
キューバに置かれた米軍基地収容所という特殊性から、
現地とのやり取りも叶わず、救出手続きは難航する。

ベルンハルトが国際社会への訴えかけとして
母親であるラビエを記者会見等の表舞台に立たせると、次第に注目を集め、
遂にはブッシュ大統領を相手取った裁判となる。
(ブッシュ大統領は登場しませんが。)

度々失意の底に落とされながらも、諦める事なく戦い、
およそ4年後にようやくムラート救出となった。


テロ、グアンタナモ、等々、生々しい記憶が蘇る。
今作の主人公ラビエは、まさに肝っ玉かあさんという感じで、
何事も無ければ、3人の息子を育てる専業主婦として、家事に勤しみ、料理好き。
一転して、家族の危機に際して、パワフルで、めげず、押しの強さを発揮する。
ラビエの天然な明るさが元のテーマの暗さを吹き消している。
ベルンハルトも、最初はラビエの押しの強さに閉口しながらも、
次第に心惹かれて行っているように見える。

結果として、ベルンハルトの粘りと戦略が功を奏して救出に漕ぎ着けたわけだけど、
4年は長いなぁ...。
生きていて良かった。
長期の収監はトラウマを引き起こしただろうけど、
あの元気一杯のお母さんがそばに居れば大丈夫だって思える。
夫と下の幼い2人の息子達も、母親不在をよく我慢した。
母親がいない間、自分達で食事の工夫をしたりしてた姿も健気。
家族愛にジワる。
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