テニスの練習をしている区民コートの横に、野球グラウンドがあって、
大人から小さな子供まで、様々な団体が白球を追いかけている。

その日は読売巨人によるアカデミーが組まれていて、
幼稚園児くらいの子供達が、拙いボール捌きに励んでいた。
コーチは元巨人選手だったりして、小さな子供相手には勿体無いような。
その日は、元ドラフト1位の大田泰示選手。
スポーツサングラスをかけていたので、顔はよくわからなくて、
テニス仲間が教えてくれた。
近くで見ると、身体が太い。
骨も筋肉も、大木のように太い。

残念ながら、選手としては大きな結果を残すには至らず、
巨人から日ハム、中日と渡って、引退。
古巣に戻ってのコーチ業。
それでも、野球人として過ごしていけるのは数少ない栄養。
引退時のチームが経歴として主軸になりそうなものだけど、
そこはやはり「巨人」の名前は大きいらしく、
幾つかのチームを渡り歩いた中で、巨人在籍があれば、「巨人」を名乗る方が、
その後の仕事に繋がるらしい。
大田選手の場合は、ドラ1の名声を巨人が重要視した形だろう。

巨人軍は永久に不滅！