ラッセ・ハルストレムらしい優しい雰囲気のお料理映画。
邦題はテーマから外れていて、誤解を生みそうで、疑問だな。
インドのムンバイで代々レストランを営むカダム一家。
母は特に優れた料理人で、次男のハッサンもその才能を受け継いでいた。
しかし、政変に巻き込まれ、レストランに放火され、母は命を落とす。
一家は新天地を求めて一旦ロンドンに移住するが、食の環境に納得がいかず、
次の新天地を求めてフランスに渡る。
山道を移動中バンが故障して立ち往生しているところを
マルグリットという若い女性に助けられる。
父パパは亡き妻が引き合わせたと感じ、その町でレストランを開業する決意をする。
町にはフレンチの名店「ル・ソール・プリュルール」があり、
夫亡き後マダム・マロリーが仕切っていた。
カダム一家は目の前の空家を買い、インドレストラン「メゾン・ムンバイ」を開業。
フランスの伝統を重んじるマダム・マロリーと反目する事になってしまう。
開店直後こそ苦戦したが、パパの積極的な宣伝が功を奏し、
ハッサンの料理の素晴らしさもあって客足は徐々に伸びてくる。
マダム・マロリーもまた、ハッサンが作った鳩料理のソースをひと匙口にして
類稀な才能に気づかされる。
愛国心に凝り固まった「プリュルール」の若手シェフが「ムンバイ」に放火し、
ハッサンは両手に火傷を負う。
マダム・マロリーはその男を即座に解雇し、カダム一家への償いとして、雨の中
男と仲間達が「ムンバイ」の石壁に描いた落書きを一人で黙々と消し始める。
パパもマダム・マロリーの人柄を理解し、互いに打ち解け合うようになる。
ハッサンは「プリュルール」に見習いシェフとして受け入れられる。
マルグリットはハッサンと恋人関係になっていたが、
ずっと副シェフだった自分を差し置いてハッサンがシェフとして認められるのが
気に食わず、やや距離が出来てしまう。
ハッサンがインドのスパイスを巧みに取り入れた料理が成功し、
「プリュルール」はミシュランの2つ星に輝く。
パリの最先端の名店から誘われ、ハッサンはスターシェフとして大活躍する。
しかし、次第に何か物足りなさを感じ始めてしまう。
ある夜、下働きのインド人男性が食べていた愛妻弁当を口にして、
生まれ故郷インドのスパイスに郷愁を感じ、家族のいる町に戻る。
マルグリットにプロポーズ。
マダム・マロリーから譲られた「プリュルール」で3つ星獲得を目指す。
ハッサンの恵まれた才能が順調に開花していくし、
カダム一家もマダム・マロリーも料理とレストラン経営に信念があって
良い人達ばかりなので、物語としての波乱は薄い。
予定調和なんだけど、優しい味付けの作品として安心して楽しめる。
マダム・マロリーを演じたのが英国の名優ヘレン・ミレンで、
必ずしも主役ではないんだけど、映画としては彼女の名前で売るしかなかったから
邦題がおかしな事になっちゃったのかな。
「ノー・リミット」のヴァンサン・エルバズがチラッと出てる。
原題は「The Hundred-Foot Journey」で、100フィートが30mってとこだから、
「30mの旅路」となって、
道を1本挟んで向き合ったレストラン同士の距離と、
フランスとインドの異文化交流の模様を意味している。
美味しい料理は万国共通で人を幸せにする、って事かな。
ハッサンが働いたパリの名店では、最先端の化学実験さながらの酵素料理とかで、
「エルブリ」でも見たんだけど、
下々の者としては美味しそうには思えないんだけどね。
ハッサンは町に帰るのだけど、
さすがに既にフレンチのスターシェフになっているから、
「ムンバイ」ではなくて「プリュルール」で指揮をとる事になる。
そこはちょっと微妙な感じ。
高級料理はなかなか口に出来ないけど、
画面から美味しそうな香りが十分伝わって来ました。
邦題はテーマから外れていて、誤解を生みそうで、疑問だな。
インドのムンバイで代々レストランを営むカダム一家。
母は特に優れた料理人で、次男のハッサンもその才能を受け継いでいた。
しかし、政変に巻き込まれ、レストランに放火され、母は命を落とす。
一家は新天地を求めて一旦ロンドンに移住するが、食の環境に納得がいかず、
次の新天地を求めてフランスに渡る。
山道を移動中バンが故障して立ち往生しているところを
マルグリットという若い女性に助けられる。
父パパは亡き妻が引き合わせたと感じ、その町でレストランを開業する決意をする。
町にはフレンチの名店「ル・ソール・プリュルール」があり、
夫亡き後マダム・マロリーが仕切っていた。
カダム一家は目の前の空家を買い、インドレストラン「メゾン・ムンバイ」を開業。
フランスの伝統を重んじるマダム・マロリーと反目する事になってしまう。
開店直後こそ苦戦したが、パパの積極的な宣伝が功を奏し、
ハッサンの料理の素晴らしさもあって客足は徐々に伸びてくる。
マダム・マロリーもまた、ハッサンが作った鳩料理のソースをひと匙口にして
類稀な才能に気づかされる。
愛国心に凝り固まった「プリュルール」の若手シェフが「ムンバイ」に放火し、
ハッサンは両手に火傷を負う。
マダム・マロリーはその男を即座に解雇し、カダム一家への償いとして、雨の中
男と仲間達が「ムンバイ」の石壁に描いた落書きを一人で黙々と消し始める。
パパもマダム・マロリーの人柄を理解し、互いに打ち解け合うようになる。
ハッサンは「プリュルール」に見習いシェフとして受け入れられる。
マルグリットはハッサンと恋人関係になっていたが、
ずっと副シェフだった自分を差し置いてハッサンがシェフとして認められるのが
気に食わず、やや距離が出来てしまう。
ハッサンがインドのスパイスを巧みに取り入れた料理が成功し、
「プリュルール」はミシュランの2つ星に輝く。
パリの最先端の名店から誘われ、ハッサンはスターシェフとして大活躍する。
しかし、次第に何か物足りなさを感じ始めてしまう。
ある夜、下働きのインド人男性が食べていた愛妻弁当を口にして、
生まれ故郷インドのスパイスに郷愁を感じ、家族のいる町に戻る。
マルグリットにプロポーズ。
マダム・マロリーから譲られた「プリュルール」で3つ星獲得を目指す。
ハッサンの恵まれた才能が順調に開花していくし、
カダム一家もマダム・マロリーも料理とレストラン経営に信念があって
良い人達ばかりなので、物語としての波乱は薄い。
予定調和なんだけど、優しい味付けの作品として安心して楽しめる。
マダム・マロリーを演じたのが英国の名優ヘレン・ミレンで、
必ずしも主役ではないんだけど、映画としては彼女の名前で売るしかなかったから
邦題がおかしな事になっちゃったのかな。
「ノー・リミット」のヴァンサン・エルバズがチラッと出てる。
原題は「The Hundred-Foot Journey」で、100フィートが30mってとこだから、
「30mの旅路」となって、
道を1本挟んで向き合ったレストラン同士の距離と、
フランスとインドの異文化交流の模様を意味している。
美味しい料理は万国共通で人を幸せにする、って事かな。
ハッサンが働いたパリの名店では、最先端の化学実験さながらの酵素料理とかで、
「エルブリ」でも見たんだけど、
下々の者としては美味しそうには思えないんだけどね。
ハッサンは町に帰るのだけど、
さすがに既にフレンチのスターシェフになっているから、
「ムンバイ」ではなくて「プリュルール」で指揮をとる事になる。
そこはちょっと微妙な感じ。
高級料理はなかなか口に出来ないけど、
画面から美味しそうな香りが十分伝わって来ました。
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