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マンガ家Mの日常
社会不適合の天才というのは、ままあるパターンで、
今作では、その特性がイマイチ表現不足なようで、面白みに欠ける。
自己表現力が欠けるキャラクターを表現する難しさだろうか。

物語が進行するに従って、
悲惨な結果に終わった初恋の哀しさをジワジワと伝えて来る。
16歳の時に大学の指導教授デヴィッドと恋に落ちたが、
対人能力が足りず、大学生として年齢的にも幼いキャリーは、
簡単に騙されて、捨てられてしまった。

そのケリを付け、次のステップに進む事が出来るようになる。

まぁ、でも、悲惨な初恋のエピソードは、
社会不適合の天才少女という設定が必然でもなくて、
設定とエピソードの絡みが弱い。
やっぱり、全体的に、設定を活かしきれていない感が拭いきれない。

天才少女というだけで、一般人から見れば大きなリードを持っているわけで、
それを超えるだけの、感情的な寂しさといった不遇な面の共存を見せなければ、
鑑賞者の共感は得難い。
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