忍者ブログ
マンガ家Mの日常
キュートなイケメン、マット・ボマー主演のクライムコメディ。
NYを舞台に、天才詐欺師がFBIのコンサルタントとして犯罪捜査に協力する。

ケーブルで1〜3シーズン一挙放送というのがあったので、
録画して順々に見ていた。
1、2話見て、つまらなかったら消せば良い。

さすがになかなか面白い。
最近のアメリカのドラマはやたら早口の台詞の多いものが増えて、
見るのにも集中力がいって疲れたりするのだが、
(やたら理屈っぽい長台詞が多いのって
 「ドーソンズ・クリーク」あたりガ発祥では無いかと思うのだが。)
今作は台詞を極力少なめに抑えて、ゆっくり話してわかり易く伝えてくれている。
ストーリー展開、事件の仕組み等も、シンプルにしてある。
ドラマを作る側からすると、単純そうなのって逆に難しいんだよ。
シンプルな設定で1話1話に独自性を持たせるのって、アイデア勝負でもある。
短めの台詞でわかり易く伝えるのって、言葉数が限定されるから
必要な言葉だけを選び出さなければならない。
その辺りが、視聴者に対してスゴく親切に出来ている。

NYのロケーションも美しい。
もとより絵になる街ではあるが、ロケハンも丁寧にやってあるんだろう。
また、画面という点では、当然ながら「絵」で見せる工夫も凝らしてある。
ちょっとした詐欺の手口などもさることながら、人物描写も上手い。
NYの嫌みな大金持ちと言う設定を見せるのに、
マンションの高層階に住む男性が、テラスからハドソン川に向けて
ゴルフボールを打ち込んでいる。
(なんか、そう言う事を出来る許可制があるらしいのだが。)
室内の豪華な装飾品等を見せるのでは無く、エピソードで表している。
こういうシーンの作り方は、マンガのネーム作りにもとても勉強になる。

詐欺師ニールが刑務所からの釈放を求めてFBIの知的犯罪捜査に協力する。
ニールは自分の元を去った恋人を探す為にそうした訳なのだが、
回を重ねるに従って、FBI捜査官ピーターとの信頼関係が深まり、
バディムービー的な雰囲気になってくる。
ピーターが心底良い人で、何事に付けニールを気にかけている。

マット・ボマーについては今作で初めて知った。
他にどういう作品に出ているのか調べようとググったら、
まぁ〜、ゲイをカミングアウトした話題ばかりが並んでいた。
...そうだったのか!
ニールとピーターの親密な雰囲気(ドラマの中ではどっちもストレートだけど)は
そう言う背景から自然発生したのか。
吹き替えの話し方も、ちょっと甘えた感じが利いてる。
また、美男俳優にありがちな事だけど、
彼を取り巻く女優がどれもビミョーに外してる。
男性がキュート過ぎると、女優がゴツくなりがち。

俳優がゲイをカミングアウトするのは人気に差し障りがあるので
難しい判断になるが、
マットの場合、私生活が充実しているようなので、
そこを大事に考えたんだろう。

個人的には、なんか、告白する前にふられた感じ(?)。
ドラマを見てても、ちょっと見方が変わってしまうのは否めない。
まぁ、でも、マットがゲイなのは、なんとなくカワイイ。
日本の腐女子感覚で楽しんで見るか。

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック