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マンガ家Mの日常
英国のブラック・コメディ映画。


超優秀な警官ニコラスは、その優秀さ故に疎まれ、
ロンドンの首都警察から、田舎町サンドフォードに移動させられた。

長閑過ぎる只の田舎町では、警官達もダラけてやる気が無い。
しかし、自動車事故の不審な点を調べるうちに、
サンドフォードの連続殺人事件に行き当たる。

土地買収に絡む事件と思われ、
町の実力者であるスーパーのオーナー、スキナーに目を付けた。

ところが、連続殺人の真実は、
良い町であるという評価を気にした長老達(スキナー含む)の犯行だった。
長老達は素行の悪い者達を次々始末して隠蔽していた。

警察のバターマン署長も殺人に加担しており、
甘やかされた息子のダニーは、ニコラスと行動するうちに
警部補としての責任に目覚め、ニコラスに協力して長老達に立ち向かう。
ダラけた警官達も、事の重大さに気付き、共に戦う。

かくして、サンドフォードは平和を取り戻した。

ニコラスを失ったロンドンでは犯罪が増え、
首都警察から復帰の要請が来るが、ニコラスはサンドフォードに留まる。


主演のサイモン・ペグにまだあまり馴染みが無くて、
「MI:2」の陽気な役所のイメージが強いかな。

まぁ、のっけから卑怯(笑)な手口で、
ニコラスを追い払いたい上司達が順繰りに出て来るんだけど、
マーティン・フリーマン、スティーヴ・クーガン、ビル・ナイといった、
英国コメディを代表する豪華メンバーがちょい役で出て来る訳で。
バターマン署長は名優ジム・ブロードベンドだし、
悪役スキナーはティモシー・ダルトン。
シリアスな作品とブラック・コメディを両方無理なく演じられるのが凄いね。
サンドフォード警察の紅一点はオリヴィア・コールマンで、下ネタ全開。

Wikiで見ると、ケイト・ブランシェット、ピーター・ジャクソン、
イアン・ホルムといった有名俳優達もカメオ出演していたらしいけど、
残念ながら気付かなかった。
もう一度見返すのはシンドイけど、気になるなぁ。

生真面目に考えれば、微妙な問題点はあるだろうけど、
英国流ブラック・コメディとして楽しむに限る。

映画のパロディが沢山仕込まれているようだけど、
それは、よっぽど映画に精通していないと分からないものが多いかも。

2007年の製作で、日本語版吹き替えではビル・ナイを野沢那智が担当している。
久しぶりに名前を見たなぁ、懐かしい。


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