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マンガ家Mの日常
マイケル・ベイ監督、主演マーク・ウォールバーグのクライム映画。
実話を基にした作品。
景気付けにスカッとするコメディを見るつもりだったんだけど、
かなり血生臭くてグロかった。後味も良くない。笑えない。
この副題ならコメディを連想するでしょー。
日本の配給会社、何考えてんのさ。


マイアミで金持ち相手にスポーツトレーナーとして働く3人が、
報われない生活に嫌気がさして、犯罪を目論む。
ジムの会員でマイアミ1の資産家カーショウを誘拐し、30日間の監禁拷問の末、
財産譲渡の書類にサインさせる。
顔を見られているので殺そうとするが、そこは素人なので、やりきれず、
カーショウは一名を取り止める。

警察はカーショウの話が突飛過ぎた為取り合わなかったが、
独自で探偵を雇い、犯人を追い詰める。

3人組、ダニエル、ポール、エイドリアンは次の金持ちを狙い、
誤って殺してしまう。
あえなく逮捕され、主犯格で殺人を犯したダニエルとエイドリアンは死刑確定。
ポールは15年の刑期を終え、出所する。


まぁ、かなり脚色もされているだろうけど、
トレーナーの3人が見事な筋肉バカで、犯罪実行中も筋トレに余念が無い。
財産強奪や殺人というのは存外にデリケートな作業で、
とても彼らの知能でこなせるものでは無かった。
失敗の後始末に追われ、凶悪になるばかり。

実在の人物の写真を見ると、3人ともヒスパニックらしい。
アメリカン・ドリームを追い求めて来たものの、そう容易く夢は叶わず、
マイアミの金持ち老人に使われるだけ。
そういう社会の歪みがマイアミには大きくある。
3人は頑張った方だったんだけどね。

マーク・ウォールバーグもなんだけど、
ドウェイン・ジョンソンの筋肉バカっぷりが突き抜けていて面白い。

マイアミ独特の彩度の強い風景の映像は現代的なシャープ感があってカッコイイ。
BGM「ギャングスター・パラダイス」が懐かしい。

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