元が実話だってんだからスゴイ。
ジム・キャリーが悲劇と喜劇の境目を見事に演じている。
悲劇でも哀れっぽくならず、喜劇でも知性的。
どちらの要素も人生の一部だとして、偏る事なく観客に伝えている。
これを成立させる力のある俳優って、ジム・キャリーの他に何人探せるだろうか。
ジム・キャリーは愛情深い両親に育てられるが、実は養子だった。
大人になって警官になり、ネットワークを使って実母を調べ出し 会いに行くも、
すげなく門前払いされ、自分を捨てた理由も聞かせてもらえない。
WELCOMEと書かれた玄関マットを押収する姿が、傷ついた幼心を見せつける。
幸せな結婚をして子供もできたけど、実は隠れゲイ。
交通事故で死線を彷徨った事から、
悔いの無い人生を生きたいと、カミングアウト。
奥さんはその後も彼と仲良かったから、結婚してた頃から気付いてたのかもね。
で、本気のBFを作って、良い暮らしをする為に転職。
ところが、贅沢をする資金として会社のお金を横領して逮捕される。
BFはAIDSで死んでしまう。
そして、刑務所で出会ったのが、ユアン・マクレガー演じるゲイの美青年、
その名前がフィリップ。 ふたりは運命的に愛し合う。
ここからが波乱の始まり。 それまでも十分波瀾万丈だったんだけど。
ジム・キャリーの方は元警官だったからか、やたらと知恵が回る。
脱獄して、弁護士のふりをしてフィリップを保釈させる。
嘘の経歴を並べ立てて大企業に就職し、そこでも横領する。で、逮捕される。
その後も、あらゆる手段を講じては脱獄し、フィリップに会いに行く。
フィリップは彼の嘘に嫌気がさして、距離を置こうとするが、
ジム・キャリーの方はめげない。運命の愛を貫く構え。
で、遂にはAIDS患者のふりまでして脱獄する。
この、脱獄手段の豊富な工夫が見所。...脱獄って、できちゃうんだ...。
結局はまたまた逮捕されちゃうんだけど、まぁ、なんとも凄まじい。
この人の人格が詐欺そのもので、倫理を越えてる。
ジム・キャリーの、愛情深い詐欺師の目。
なんか矛盾してるんだけど、真剣なだけにフィリップも逆らいきれない。
で、ユアン・マクレガーがこれまた、ゲイの加減が程よくて、
TVとかでよく見るオネエ系の大袈裟さは全然無くて、
それだからこそ、自然な恋愛の心情が画面に溢れて見える。
目がね、少女のようにキラキラしてるの。
あの 翳りの無いキラキラは、どうやったら出るんだろう。
実のところ、この映画を見た後で「夢と犯罪」を見たので、
そっちのユアン・マクレガーも実はゲイなんじゃないかって、
イメージ引きずっちゃった。
これだけ詐欺やら脱獄やらを繰り返したら、
映画の結末は ハッピーエンドになりようが無い。
現実の方は映画ほど派手な成り行きでなかったにしろ、
近い状況ってだけで、もう十分凄まじいよね。
なんだかね、それでも自分の真実に従って愛を貫き通したんだから、
そういう生き方としてのハッピーエンドなのかもね。
...まぁ、そこんとこは映画だから、観客としてはそれで納得できる訳で。
ところで、映画ではフィリップの綴りは「PHILLIP」でしたが、
これは英語圏の綴りで、フランスでは後ろのPがもう一個あったり、
ドイツではLが一個だけだったりと、お国によって違うんだって。
だから、綴りを見れば その人の出身国がわかる。
これは知人のフィリップさん情報でした。
ジム・キャリーが悲劇と喜劇の境目を見事に演じている。
悲劇でも哀れっぽくならず、喜劇でも知性的。
どちらの要素も人生の一部だとして、偏る事なく観客に伝えている。
これを成立させる力のある俳優って、ジム・キャリーの他に何人探せるだろうか。
ジム・キャリーは愛情深い両親に育てられるが、実は養子だった。
大人になって警官になり、ネットワークを使って実母を調べ出し 会いに行くも、
すげなく門前払いされ、自分を捨てた理由も聞かせてもらえない。
WELCOMEと書かれた玄関マットを押収する姿が、傷ついた幼心を見せつける。
幸せな結婚をして子供もできたけど、実は隠れゲイ。
交通事故で死線を彷徨った事から、
悔いの無い人生を生きたいと、カミングアウト。
奥さんはその後も彼と仲良かったから、結婚してた頃から気付いてたのかもね。
で、本気のBFを作って、良い暮らしをする為に転職。
ところが、贅沢をする資金として会社のお金を横領して逮捕される。
BFはAIDSで死んでしまう。
そして、刑務所で出会ったのが、ユアン・マクレガー演じるゲイの美青年、
その名前がフィリップ。 ふたりは運命的に愛し合う。
ここからが波乱の始まり。 それまでも十分波瀾万丈だったんだけど。
ジム・キャリーの方は元警官だったからか、やたらと知恵が回る。
脱獄して、弁護士のふりをしてフィリップを保釈させる。
嘘の経歴を並べ立てて大企業に就職し、そこでも横領する。で、逮捕される。
その後も、あらゆる手段を講じては脱獄し、フィリップに会いに行く。
フィリップは彼の嘘に嫌気がさして、距離を置こうとするが、
ジム・キャリーの方はめげない。運命の愛を貫く構え。
で、遂にはAIDS患者のふりまでして脱獄する。
この、脱獄手段の豊富な工夫が見所。...脱獄って、できちゃうんだ...。
結局はまたまた逮捕されちゃうんだけど、まぁ、なんとも凄まじい。
この人の人格が詐欺そのもので、倫理を越えてる。
ジム・キャリーの、愛情深い詐欺師の目。
なんか矛盾してるんだけど、真剣なだけにフィリップも逆らいきれない。
で、ユアン・マクレガーがこれまた、ゲイの加減が程よくて、
TVとかでよく見るオネエ系の大袈裟さは全然無くて、
それだからこそ、自然な恋愛の心情が画面に溢れて見える。
目がね、少女のようにキラキラしてるの。
あの 翳りの無いキラキラは、どうやったら出るんだろう。
実のところ、この映画を見た後で「夢と犯罪」を見たので、
そっちのユアン・マクレガーも実はゲイなんじゃないかって、
イメージ引きずっちゃった。
これだけ詐欺やら脱獄やらを繰り返したら、
映画の結末は ハッピーエンドになりようが無い。
現実の方は映画ほど派手な成り行きでなかったにしろ、
近い状況ってだけで、もう十分凄まじいよね。
なんだかね、それでも自分の真実に従って愛を貫き通したんだから、
そういう生き方としてのハッピーエンドなのかもね。
...まぁ、そこんとこは映画だから、観客としてはそれで納得できる訳で。
ところで、映画ではフィリップの綴りは「PHILLIP」でしたが、
これは英語圏の綴りで、フランスでは後ろのPがもう一個あったり、
ドイツではLが一個だけだったりと、お国によって違うんだって。
だから、綴りを見れば その人の出身国がわかる。
これは知人のフィリップさん情報でした。
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