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マンガ家Mの日常
ノルウェーのサスペンスドラマのミニシリーズ、全8話。


ノルウェーとフィンランドの国境付近の町。
10歳の少女シリアが川で人間の腕を発見し、祖母が警察に通報。
新任警察官トーマスが捜査にあたるが、直後にシリアが失踪。
遺体が軍事区域で発見される。
シリアは秘密の出入り口を見つけて、度々軍事区域内に来ていたらしい。
トーマスが軍事区域内の古い施設を調べると、
大量のバラバラ死体が無造作に保管されていた。
DNA鑑定を行うと、中には、トーマスの血縁者がいた事が判明。

トーマスは幼い頃、両親を飛行機事故で亡くしていた。
新たに発見された遺体と事故の関連性を調べる。
訓練中の軍の士官ミアは、軍の対応を不審に思い、トーマスに協力する。

事件は組織的に隠蔽されようとして、トーマスとミアは軍による妨害を受ける。
ヤンセン署長を追い詰めると、過去の飛行機事故の実態が語られる。
冷戦時代、ノルウェーは民間機にもロシア上空を飛んで、
情報収集するよう指令を出していた。
ところが、二重スパイがロシアに情報を流していたらしく、
トーマスの両親が乗っていた飛行機はロシアに気づかれ、迎撃され、
ノルウェー領土内に戻ったところで墜落し、乗客乗員全員死亡。
長らく墜落した地域がわからなかったが、氷が解けて機体と遺体が発見された。
軍は秘密裏に遺体を処分して、もみ消しを図っていた。

情報部は現在も続くロシアのスパイの拠点を特定し、捜索する。
トーマスとミアはロシア領土に侵入し、軍の施設を探し当て、
飛行機事故の関係者に会い、ロシアの二重スパイの存在を知るが、
その関係者こそ、二重スパイで、トーマスの父親だった。
当時、二重スパイであるとバレそうになって、妻を置いて飛行機から降りた。
招待に気づいたのは、やはり情報部関係者の妻だったかもしれない。
父親は直後に拳銃自殺する。


う〜〜ん、
全体的にイマイチだった。
冷戦時代のノルウェーとロシアの緊張感系とか、題材としては興味深いけど、
とにかく話の展開がのろくて、無駄が多い。
かと思うと、事件の謎解きは関係者の告白でサラッと進められてしまう。


当時の飛行機の操縦士が飲酒していたとして事故の全責任を負わされたが、
操縦士の妻は飲酒を否定し、必死で調査していた。
死の間際に孫娘エリーセに調査の継続を託す。
エリーセは記者ヨハンソンのつてで情報部の人間と会うが、懐柔される。
情報部は、操縦士の飲酒の様子の写真がKGBによるものと気づく。

シリアの母親グレースはシングルマザーで、時々売春もしながら生計を立てていた。
その売春の元締めのバーが、ロシアの二重スパイの拠点だった。


エリーセとかグレースとか、事件に関係する人達がいるのだけど、
主役と言えるトーマスとの関わりが薄い。
もう少し、そういう人間関係を繋げて、話を盛り上げてくれないとね。
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