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マンガ家Mの日常
マシュー・マコノヒー主演作がもう1本録画に残っていた。


原題「The Beach Bum」は「渚のならず者」の意。

マイアミで暮らす元天才詩人ムーンドッグは酒とドラッグと女遊びの日々。
一人娘ヘザーの結婚式の直後、資産家で最愛の妻ミニーが交通事故死。
ミニーは多額の財産を夫と娘に残したが、ムーンドッグが相続する条件として、
高評価の本を1冊新たに書き下ろす事と遺言に記していた。

相続が出来るようになるまでの間、財産を差し押さえられ、
無一文で邸を追い出されたムーンドッグは、
屋外で過ごしたり友達のヨット等を泊まり歩いたりしながら、
相変わらずの放蕩生活を続けつつ、時折タイプライターに向かう。
ドラッグ中毒の治療施設に入所させられても、すぐに逃亡。

そうこうしているうちに何となく本が出来上がり、
ピューリッツァー賞の候補になり、獲得。
5000万ドルの財産を受け取り、現金にしてヨットに積み込み、火を点ける。


う、う〜〜ん。

こういう映画について、映画通、サブカル通っぽく、
何か人生のあれやこれやの洒落た話が出来ればカッコいいんだろうけど...。

人生は楽しむ為にあるんだろうけど、
それもこれも、偶然の才能と、資産家の妻と、裕福な友人達のお陰。

どうしろっちゅうんじゃ。

ムーンドッグに拾われた仔猫だって、迷惑そうにしとったぞ。

監督のハーモニー・コリンは、
ジェームズ・フランコ出演作「スプリング・ブレイカーズ」でも知られる。
あれも、なんかシンドイ映画だったなぁ。

まぁね、
まじめに人生を語る映画の隙間隙間に、こう言う映画があるのも良いんだろう。
ニッチな作品て事ね。

マイアミの海の風景とか、映像は美しい。

ダラけた格好のムーンドッグは、美男のマシュー・マコノヒーだからこそ、
ギリギリである種のカリスマ性を保てている。


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