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マンガ家Mの日常

近未来なのか、もう到来している未来なのか、
コンピューターによる監視システムを題材にしたドラマ。
全5シーズンで完了。

PCの天才フィンチは巨大なネットワークシステム、マシンを構築。
アメリカ政府はテロリスト監視の為にシステムを使用する。
フィンチは政府がテロと無関係として見過ごしにした犯罪をも未然に防ぐべく、
マシンが指定した対象者を元CIA工作員のジョンに監視させ、
対象者が加害者か被害者かを突きとめて、事件を解決に導く。

ベースはそういう犯罪事件モノだったんだけど、
シーズンを重ねるにつれてどんどん複雑かつ大掛かりになって来た。
PC音痴なので、分かったふりしながらドラマを見ていた。
システムに関してはどこまでが現実で、どこからがフィクションなのか?
理論上は全て可能なのかな。

地元NYの犯罪組織、警察内部の組織的汚職、政府関係者の陰謀、
そして、マシンとは別に構築されたシステム、サマリタンによる完全監視。
フィンチの元に集結した僅かなメンバーでそれらに対抗する。

ドラマのトーンは地味ながら、色々興味深く見られる。
途中、システムに関係する事柄が難しいのには少し困ったけど。

登場人物各自に、家庭や恋愛の事情が絡んで来るけど、
ベタベタと感情的になり過ぎず、クールに運ぶ。
一方で、汚職警官から立ち直るファスコ刑事や、誠実さを貫き通すカーター刑事、
人間性に目覚めるショウやルートの姿に静かな感動がある。

ジョン役のジム・カヴィーゼルは既にハリウッドスターとしての知名度があり、
フィンチ役のマイケル・エマーソンは「LOST」で注目度が上がった後の起用。
他のレギュラー陣は知名度が低く、地味な印象からスタートしたが、
独自の存在感を作り上げて、良いキャリアを積んだ。

シリーズ全体として、媚びる事無く、一定の視聴者の心を掴んだドラマだった。


最近では「シンギュラリティ」なんていう言葉もあって、
コンピューターの進化は止まらず、
生活は既にネットワークに支配されているも同然。
世の中どうなっていくのかな。正直、もう付いて行けてないんだけど。


相前後して話題作「Mr.ロボット」がスタート。
こっちもまたコンピューターやネットワーク関連の近未来的なドラマなのかな。
イメージだけでも付いて行けるようにならなくちゃだな。






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