世界中の映画賞を独占しながらも、映画ファンの評価は二分されている。
正直なところ、さして面白くない内容だった。
そういう感想を言うと、映画ファンとして素人臭いと見られるから、
敢えて言いたがらない人もいるだろうけど。
地方都市が工業の衰退とともに閉鎖され、街自体がなくなると言う事実。
居場所を失った高齢者が、車上暮らしで、季節労働で食い繋ぐ。
アマゾンのような巨大企業が、そういう老人達を短期で雇って利益を得ている。
ここまでで、展開としては十分ショッキングで、
社会的テーマの提示としては完了している。
おそらく、映画の本質は、貧困の問題ではなく、
アメリカという広大な土地の中で、人はどう生きるかという、
普遍的なテーマへの問いかけなのだろう。
終盤、ファーンは亡き夫の思い出を整理して旅立つのだけど、
その後何処へ行くとも語られず、デイヴとの仲がどうなるかも不明。
果たして、ノマド生活は継続するのかどうか?
今作では、様々な面で余白を残し、結論は出さず、
鑑賞者にあらゆる事を考えさせる。
鑑賞後「楽しかった。」というだけのエンターテインメント作品とは
別の役割を担った作品。
(楽しかったというだけのエンターテインメント作品も大切な価値がある。)
鑑賞後に、他の鑑賞者と話し合わずにいられなくさせる。
世界中で生きる人の全てが違う人生を送っているのだから、生き方も全て違う。
人生に正否も結論も無い。
逆光を多用した映像が話題になった。
そういう、人生のあわいの時間帯を描いた。
しかし、繁忙期だけ高齢者を大量に雇って、安くこき使って利益を得る、
アマゾンって、酷いね。
それでも、職の無い高齢者は過酷な待遇を受け入れて働くしかない。
利用者は便利さに溺れる前に、この実態を考えなきゃね。
季節労働っていうと、
ヘンリー・フォンダ主演の「怒りの葡萄」が浮かぶ。
正直なところ、さして面白くない内容だった。
そういう感想を言うと、映画ファンとして素人臭いと見られるから、
敢えて言いたがらない人もいるだろうけど。
地方都市が工業の衰退とともに閉鎖され、街自体がなくなると言う事実。
居場所を失った高齢者が、車上暮らしで、季節労働で食い繋ぐ。
アマゾンのような巨大企業が、そういう老人達を短期で雇って利益を得ている。
ここまでで、展開としては十分ショッキングで、
社会的テーマの提示としては完了している。
おそらく、映画の本質は、貧困の問題ではなく、
アメリカという広大な土地の中で、人はどう生きるかという、
普遍的なテーマへの問いかけなのだろう。
終盤、ファーンは亡き夫の思い出を整理して旅立つのだけど、
その後何処へ行くとも語られず、デイヴとの仲がどうなるかも不明。
果たして、ノマド生活は継続するのかどうか?
今作では、様々な面で余白を残し、結論は出さず、
鑑賞者にあらゆる事を考えさせる。
鑑賞後「楽しかった。」というだけのエンターテインメント作品とは
別の役割を担った作品。
(楽しかったというだけのエンターテインメント作品も大切な価値がある。)
鑑賞後に、他の鑑賞者と話し合わずにいられなくさせる。
世界中で生きる人の全てが違う人生を送っているのだから、生き方も全て違う。
人生に正否も結論も無い。
逆光を多用した映像が話題になった。
そういう、人生のあわいの時間帯を描いた。
しかし、繁忙期だけ高齢者を大量に雇って、安くこき使って利益を得る、
アマゾンって、酷いね。
それでも、職の無い高齢者は過酷な待遇を受け入れて働くしかない。
利用者は便利さに溺れる前に、この実態を考えなきゃね。
季節労働っていうと、
ヘンリー・フォンダ主演の「怒りの葡萄」が浮かぶ。
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