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マンガ家Mの日常
古いBlu-rayレコーダー処分の為に、録画済み映画を見続ける作業。
1回のみの安いディスクにダビング出来れば良いのだけど、
以前に書いた通り、ダビング機能に支障が出ている。


アメリカのドラマ映画。


1930年代、砂嵐に塗れ、荒れ果てたテキサスの開拓地。
どの農家も貧しい。
継父とソリが合わない17歳の少年ユージンは犯罪ものの小説に憧れ、
家を出る事を夢見ていた。

ある日、納屋に怪我した美しい女性アリソンがいるのに気づく。
アリソンは指名手配中の有名な銀行強盗。
数日匿ううちに、憧れが募り、次第に惹かれてゆく。
アリソンは言葉巧みにユージンに逃亡の手助けを頼む。
ユージンは一緒にメキシコに行こうと計画。

アリソンは銀行強盗の際に通りすがりの幼い少女を銃撃戦の巻き添えにして
死なせてしまった事を深く悔やんでいた。
強盗の相棒の恋人も、その時の銃撃戦で命を落とした。
銀行強盗に憧れを抱くユージンを危うく思い、同行を躊躇うが、
ユージンのひたむきさに折れる。

懸賞金目当てに追って来たユージンの継父達に撃たれて、アリソンは死亡。
ユージンは車を運転してメキシコを目指す。


逃亡者の女性に心を寄せる年下男性という設定は、
ケイト・ブランシェットの「ヘヴン」を思い出すけれど、
今作はどうにも魅力に欠けて、退屈な印象。
ドラマの核が弱い。
元がありふれた設定だとしても、キャラクターに寄り添う事は出来る筈なのに、
感情移入出来るエピソードに乏しい。
展開に意外性も無くて、心を揺さぶられない。
鑑賞者としては、何が起こるのか、期待して待っているんだけど、不発。

結局は脚本の出来が十分でないという結論に至る訳なんだけど、
全体的に何もかもが中途半端で残念。
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