またもや寝る前の時間調整で映画を見る。
2晩に分けて見ても構わない、テンション低めの映画にする。
ジョニー・デップ主演、近未来SF映画。
もはや白塗り俳優のジョニー、素顔どころか今作では実体すら無くなっちゃった。
天才科学者ウィルと妻エヴリンは自我を形成する人工知能を開発。
しかし、技術革新に反対するテロリストに攻撃される。
ウィルが命を落とす寸前にエヴリンによってウィルの知能が人工知能に移され、
エヴリンはウィルの知能と共に密かに人工知能の開発を進める。
2年後、人工知能はナノテクノロジーを飛躍的に進化させ、
ナノロボットによって人体も機材も全て修復可能にする。
人工知能に世界が席巻されるのを恐れたウィルの元同僚の科学者が
エヴリンを説得、軍やテロリストと協力し、人工知能破壊を試みる。
しかし既にネットに乗っていた人工知能を破壊する事は、
電気等、世界中のインフラを破壊する事でもあった。
世界中が停電し、荒れ果てる。
一方、わずかに生き残ったナノロボットは水を媒体として拡散を始め、
枯れ果てた植物を蘇らせていた。
SFにある程度馴染みがある目から見ると、既に語り尽くされた感のあるテーマ。
ネットやナノテク等はまさに現在とこれからの分野ではあるけど、
映画のテーマとしては目新しさは全く無い。
漫然と全体を描くのでは無く、
何かに特化したテーマを主軸に据えた方が良かったのでは無かろうか。
テーマもちょっと入り込み辛い。
技術革新反対派が人工知能による世界乗っ取りを恐れていながら、
自分達は銃や戦車を繰り出して、殺戮と破壊行為に走っている。
一方で人工知能は誰を傷つける事もせず、修復に勤めている。
その矛盾がテーマなのか。
ウィルの知能を取り込んだ人工知能は、果たしてウィル本人だと言えるのか、
世界征服を目論む機械なのか、
はたまた、その人格の元は、操作を行っていたエヴリンなのか。
ウィルとエヴリンの愛情物語でもあるんだろうけど、
人工知能に移されたウィルにのめり込んだかと思うと、
進化するウィルを恐れ、
ナノテクで実体化すると、またいきなり愛してるとか言い出して、
このエヴリンって女性が身勝手で主体性に欠ける。
人工知能破壊に協力したのも、世界を救うとかではなくて、
自分がウィルに関しされているようなのが怖かった事からみたいで、
判断の全てが独りよがり。
エヴリン役のレベッカ・ホールは、髪型のせいもあってか
スカーレット・ヨハンソンに似ている。
本当はスカーレットをキャスティングしたかったのかな。
もうちょっとテーマを絞り込んで欲しい。
また、全体の流れも退屈だったりいきなりだったりで不自然。
モーガン・フリーマン、キリアン・マーフィーといった大物もそこそこ出ているのに、
作品の中で生かされていない。
全体像を見通せずに作っちゃったみたいな映画でした。
2晩に分けて見ても構わない、テンション低めの映画にする。
ジョニー・デップ主演、近未来SF映画。
もはや白塗り俳優のジョニー、素顔どころか今作では実体すら無くなっちゃった。
天才科学者ウィルと妻エヴリンは自我を形成する人工知能を開発。
しかし、技術革新に反対するテロリストに攻撃される。
ウィルが命を落とす寸前にエヴリンによってウィルの知能が人工知能に移され、
エヴリンはウィルの知能と共に密かに人工知能の開発を進める。
2年後、人工知能はナノテクノロジーを飛躍的に進化させ、
ナノロボットによって人体も機材も全て修復可能にする。
人工知能に世界が席巻されるのを恐れたウィルの元同僚の科学者が
エヴリンを説得、軍やテロリストと協力し、人工知能破壊を試みる。
しかし既にネットに乗っていた人工知能を破壊する事は、
電気等、世界中のインフラを破壊する事でもあった。
世界中が停電し、荒れ果てる。
一方、わずかに生き残ったナノロボットは水を媒体として拡散を始め、
枯れ果てた植物を蘇らせていた。
SFにある程度馴染みがある目から見ると、既に語り尽くされた感のあるテーマ。
ネットやナノテク等はまさに現在とこれからの分野ではあるけど、
映画のテーマとしては目新しさは全く無い。
漫然と全体を描くのでは無く、
何かに特化したテーマを主軸に据えた方が良かったのでは無かろうか。
テーマもちょっと入り込み辛い。
技術革新反対派が人工知能による世界乗っ取りを恐れていながら、
自分達は銃や戦車を繰り出して、殺戮と破壊行為に走っている。
一方で人工知能は誰を傷つける事もせず、修復に勤めている。
その矛盾がテーマなのか。
ウィルの知能を取り込んだ人工知能は、果たしてウィル本人だと言えるのか、
世界征服を目論む機械なのか、
はたまた、その人格の元は、操作を行っていたエヴリンなのか。
ウィルとエヴリンの愛情物語でもあるんだろうけど、
人工知能に移されたウィルにのめり込んだかと思うと、
進化するウィルを恐れ、
ナノテクで実体化すると、またいきなり愛してるとか言い出して、
このエヴリンって女性が身勝手で主体性に欠ける。
人工知能破壊に協力したのも、世界を救うとかではなくて、
自分がウィルに関しされているようなのが怖かった事からみたいで、
判断の全てが独りよがり。
エヴリン役のレベッカ・ホールは、髪型のせいもあってか
スカーレット・ヨハンソンに似ている。
本当はスカーレットをキャスティングしたかったのかな。
もうちょっとテーマを絞り込んで欲しい。
また、全体の流れも退屈だったりいきなりだったりで不自然。
モーガン・フリーマン、キリアン・マーフィーといった大物もそこそこ出ているのに、
作品の中で生かされていない。
全体像を見通せずに作っちゃったみたいな映画でした。
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