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マンガ家Mの日常
IT企業で働くゾーイは、ある日突然、
他人の心がミュージカル化して見える特殊能力が芽生えた。


出だしの設定は面白かったんだけど、
シーズン1中盤で早くも話がモタついて来ていた。

父親がADSLで余命宣告されていて、日々身体の自由が失われながらも、
PCで意思疎通が図れていたが、ついに最期の日が来てしまった。

不治の病で家族を失う辛さは理解出来るけど、
何と言うか、世の中で不幸なのは自分1人みたいな感じが見え隠れして、
それで逆に共感出来なくなってしまった。
で、加えて、会社の同僚男性2人からアプローチされて、
どっちともいい感じになって2股状態。
一旦決心して片方と付き合い出すと、もう片方の動向が気になり、フラフラ。
2人の間を行ったり来たり。
男性2人はゾーイにフラれた時は他の女性とイイ感じになったりもするんだけど、
なぜかやっぱりゾーイに夢中。どうして?
自分がこの男性の立場だったら、こんな2股女には見切りをつけるな。
結婚しても言い訳しながら浮気を繰り返しそう。
(近年、3人婚なんて言うのもあるけど? どうする?)

シーズン1のラストで父親が亡くなり、母親は失意から立ち直ろうと努力中。
母親はともかく、ドラマ的には、ゾーイが父親の死をグズグズ引きずっても、
新しい展開は見えて来ない。


魅力的なキャラクターに恵まれながらも、
シーズン2で打ち切りになってしまったと言うのは、
こうしたドラマ展開の手薄さのせいではなかろうか。

シットコムだったら、限られた登場人物でごく内輪の環境の中だけでも、
毎回メチャ面白かったりするんだけど。
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