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マンガ家Mの日常
ベン・スティラー、監督、主演のコメディ映画の続編。

第1作目の内容を忘れちゃったんだけど、知らなくても楽しめる。
て言うか、ストーリーはいたってシンプルで、意味不明なギャグのオンパレード。


男性スーパーモデルのデレク・ズーランダーは、成功を収め、
幸せな結婚を掴んだのも束の間、
自身が企画した建物が手抜き工事で崩壊し、一人息子を残して妻が死去。
精神的に落ち込んで、隠遁生活に入る。
親友で同じくスーパーモデルのハンセルもまた、その事故で顔に傷を負い、
モデル業から遠ざかる。

数年後、友人のビリー・ゼインがデレクの山小屋を訪れ、
モデル業のオファーがあることを告げる。
デレクとハンセルはランウェイに復帰するが、
古い代表としてバカにされるような役割だった。
しかし、それを契機にトップブランドからのオファーが舞い込む。

ところが、建物の崩壊事故も含めて、
全て、かつて刑務所送りにしたデザイナーのムガトゥの策略だった。
ムガトゥは有名デザイナー達を巻き込んで、デレクの息子を誘拐し、
デレクへの復讐を目論んでいた。
罠にはめられたデレクだったが、
ハンセルとインターポールの捜査官ヴァレンティーナに救われる。
ヴァレンティーナはポップアイコン達の連続暗殺事件解決の鍵がデレクだと考え、
協力態勢を申し出ていた。

ムガトゥのアジトでは、有名デザイナー達が集結し、
デレクの息子を殺して血を浴びると言う、若返りの儀式が始められようとしていた。
デレクへの復讐と、有名デザイナー達を一気に始末してトップに君臨しようとする
ムガトゥの策略だった。
デレク、ハンセル、ヴァレンティーナの3人はムガトゥを倒し、計略を阻止する。

デレクとハンセルは再びトップモデルに返り咲き、
ぽっちゃりなデレクの息子もまたモデルとして脚光を浴びる。


意味不明なギャグとエピソードで綴られるストーリーを
有名俳優達が真顔でやりきる面白さ、それに尽きる。

ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン、ウィル・フェレルといった
コメディ映画の常連達はともかく、
ヴァレンティーナ役のペネロペ・クルスも振り切っている。よくO.K.したなぁ。
ちょい役ながら、ジャスティン・ビーバー、スティング、キーファー・サザーランド、
スーザン・サランドン、ジョン・マルコヴィッチらが出演。
特にベネディクト・カンバーバッチが怪演を見せる。
ファッションの女王アナ・ウィンター、ヴァレンチノ、トミー・ヒルフィガー、
マーク・ジェイコブス、アレキサンダー・ワンといったお歴々が
本人役で顔を揃えているのも見もの。

何も考えず、ただナンセンスなイメージの面白さを楽しむのみ。



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