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マンガ家Mの日常
FOXニュースの女性職員達が、
創設者ロジャー・エイルズのセクハラを告発する、社会派映画。

少し前に観たTVドラマ「ラウデスト・ヴォイス」の内容と被っているので、
インパクトが軽減されたのが残念。
加えて、映画の時間枠では大勢の登場人物を捌き切れず、
バタバタして焦点を絞り切れていない感じ。

実力派人気キャスターのメーガンが主軸で、
セクハラを告発したグレッチェンと、昇進を狙う若手ケイラの3人が
ストーリー展開の中心。
でも、この3人が噛み合っているわけでもなくて、バラバラ。

日本人アーティスト、カズ・ヒロが、
アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した事で話題になったけど、
メーガン役のシャーリーズ・セロンの顔に施された特殊メイクがやや不自然で、
表情がぎこちなくて硬かった。
そういうキャラクターでもあったんだろうけど。
そんな無理して、実在の人物の顔に似せる必要があったのかな?

セクハラを強要されて辛い思いをした女性達も多くいる反面、
セクハラを受け入れて、順調なキャリアと高額の報酬を得た女性達も多い。
その代表格がメーガン。
ドラマでも同様だったんだけど、
グレッチェンは2000万ドルでFOXと和解。
自分自身を守る為としては正解なんだろうけど、
秘密保持契約にサインしちゃったから、社会的な効果は薄れる。
で、こうして顛末が公開されてるのって、秘密保持契約はどうなった?

まぁ、フィクションではなくて、実際の出来事に基づいているから、
スッキリとしたエンディングってわけにも行かないんだろうけど、
映画としては、もうちょっとまとまりを見せて欲しかった。

日本の女性アナウンサー達も、可愛子ちゃんアイドルの座から抜け出せない。
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