ネタバレあるので、これから見る人は読まないでね。
ヨロシク。
何だかもう、スゴイ事になってしまった、このドラマ。
どなたかがブログで書いておられた通り、
ションダ・ライムズのドラマの登場人物は誰一人として好きになれないけど、
気になって見ずにいられない。
本当にそうです。
有名政治家やセレブのスキャンダルをもみ消すフィクサーというのが
ドラマスタート時の設定だった筈なんだけど、そんな話は何処へやら。
大統領と非合法諜報組織とテロリストの凄絶な戦いになった。
B613という非合法の諜報組織があって、
CIAやFBI、軍にも出来ない活動で、裏舞台から政府を支えている。
必要とあれば罪の無い民間人も殺してしまう。
そのB613の最高責任者が、主人公オリヴィアの父親で、
何と、母親は国際的なテロリストで、
長く正体を偽って結婚生活を送ってきたが、秘密裏に捕らえられ監禁されていた。
正体を知らずにオリヴィアは母親を逃してしまう。
オリヴィアには正義感に照らし合わせると、B613もまた許せない存在で、
偽装恋人のジェイクをセックスで誘ってお手軽にパスワードを入手し、
部下にハッキングさせて組織の連絡網等を破壊してしまう。
で、まさにオリヴィアの母親の再度のテロ行為を食い止めようとしていたところで
B613は機能を絶たれ、母親は追跡をかわしてテロ計画の実行に着手する。
い、やぁーっ、驚いたと言うより、笑っちゃった!
そして今回、入院していた父親の病室に現れた母親を
警備員に告げるでもなく、さっさと見逃してしまう。おいおい...。
凶悪なテロリストを3度も逃しちゃうなんて、それこそ許されんだろー。
それでもオリヴィアは平気でホワイトハウスに出入りして、
大統領選の選挙参謀と広報官の仕事を続けてるってんだから、一体どういう神経だ?
で、ファーストレディのメリーが、夫の父親にレイプされて悩み続けていた過去を
黙ってくれと言われていた筈が、あっさりフィッツに喋ってしまう。
これって、夫婦の為を思ってとか言うんじゃなくてね、
自分が秘密を胸に留めた状態でフィッツと付き合うのが辛かったからよ。
まぁ、そういう風には本人は言わないんだけど、実態はそんなもんでしょ。
やな女だなぁー。
と思ってたら、
もう何もかもがシンドくなっちゃって、事務所をいきなり閉めて国外へ遊学。
命の恩人だった事を背景に、危険も承知で部下を良いようにこき使っておきながら、
さっさと見放す。
で、偽装恋人のジェイクはどうしてもオリヴィアが好きだってんで、
オリヴィアに付いて行く。
オリヴィアは「私が愛してるのはフィッツだけ。」とか言いながら、
ジェイクの申し出に顔を緩ませて、同行させる。
何じゃそりゃ?
短期間ではあったけど、ジェイクもB613のボスとして
民間人の殺害までした男だぞ。
同じ事をしても、父親はダメで、若いイケメンは許すのか?
そういや父親の事もかなりの範囲で許してたっけ。
オリヴィアの倫理観や信念は、自分の都合次第でコロコロ変わる。
母親のテロも「あなたの為なの。」とか言われてたから、そのうち許しちゃうのか?
大統領の長男がテロリストに殺害され、同情票が集まって、大統領は再選される。
ところが、テロリストの犯行と思われていたのは間違いで、
B613のボスに返り咲いたオリヴィアの父親の仕業だった。
一見何もかもが上手くいったように見せかけつつ、
密かにフィッツへの個人的復讐も果たしていたのだった。
この設定はさすが。
犠牲になった長男は憐れ。
で、オリヴィアはそれが父親の仕業だとは当然気づいていない。
直接の責任は無いけどさ、
あんたがいつまでもズルズルと大統領と不倫関係続けてるから、
まだ大学生になったばかりの長男が犠牲になっちゃったんだよぉ〜。
本人に自覚が無いけど、仕事は全部ハズレ続き。
フィッツやジェイク、父親に対して散々偉そうな事言って罵倒しながらも、
何か困った事があればすぐ泣きつく。
大統領、B613、テロリストの母親、3方向から守られてオリヴィアひとり安泰。
なのに、正義感を振りかざしてやりたい放題で、ヒロインぶって、
もう、もう、嫌な女ぁ〜!!!
とにかくね、正義とか大義名分を振りかざして他者を批判するくせに、
いざ自分の事となったら何でもO.K.になっちゃう、
恐ろしく都合の良い精神構造をしている。
メロドラマのヒロインはこうでなくっちゃ?
ラストでジェイクに言い寄られた時、自分が諸悪の原因だと騒ぐのだけど、
結局ジェイクと一緒に国外へ逃げちゃうんだから、反省してないよね。
毒を喰らわば皿まで、と言うじゃないのさ。
大悪人のそしりを覚悟してフィッツに付き添うぐらいの決意を見せろよな。
本妻のメリーや首席補佐官といった人達はそうやって耐えて来たんだよ。
何だか、もう、もう、この始末。
再選されたフィッツは、オリヴィアの父親の策略通り、
様々な失意を抱えながら大統領職を務めねばならない生き地獄が待っている。
「オリヴィアにいて欲しい。」とかほざいてるフィッツをメリーは支え続ける。
これで一応締めくくりかと思ったら、
何と、シーズン4があるらしい!
オリヴィア、一体どのツラ下げてアメリカに戻って来るんだ!?
トラックバック() | コメント(1)
ゆう ひどいドラマだなぁ
好きになれるキャラがおらず(大統領夫人ぐらい?)
主人公はただのビッチで矛盾だらけ
大統領も威厳0、
「いや、さっさと退陣させた方が国のためw」って感じなのに必死に大統領のイスを守らせようとする??w
なんだこのドラマは!単純にムカつく!!
って思ったからずっと見るつもりはなく、結論だけ知りたくてきました(笑)
不快につぐ不快に不快。
「お前なんやねん」って主人公まで思わせる、頭おかしいドラマ。
あれ?つじつまあってなくね?!って事もあるし。
主人公役がクソなのが問題だなぁー
まぁいいや、結論だけ見ます。どうもです
好きになれるキャラがおらず(大統領夫人ぐらい?)
主人公はただのビッチで矛盾だらけ
大統領も威厳0、
「いや、さっさと退陣させた方が国のためw」って感じなのに必死に大統領のイスを守らせようとする??w
なんだこのドラマは!単純にムカつく!!
って思ったからずっと見るつもりはなく、結論だけ知りたくてきました(笑)
不快につぐ不快に不快。
「お前なんやねん」って主人公まで思わせる、頭おかしいドラマ。
あれ?つじつまあってなくね?!って事もあるし。
主人公役がクソなのが問題だなぁー
まぁいいや、結論だけ見ます。どうもです
開始当初は、フィクサーとしての活躍に興味があったのですが、ヒロインは見事に毎回騙されて外してばかり。だいたい、やってる事は恐喝みたいなものだし。
ヒロインと大統領は相変わらず言い訳しつつ、付いたり離れたりを繰り返してます。
ションダ・ライムズ製作のドラマは、主人公とその周辺の人達だけが、やたらいばりちらして、それでも優遇されて、良い気分になるばかり。
何でやねん!とツッコミを入れながら楽しむのです。こいつら、絶対不幸になれ〜、とか。
大統領夫人役のベラミー・ヤングは「ダーティ・セクシー・マネー」の時はショートカットがとってもキュートでしたね。
今ちょっと検索したところ、大統領役の俳優さんは、MGMの創設者サミュエル・ゴールドウィンの孫なのね。