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マンガ家Mの日常
FOXニュースの創立者ロジャー・エイルズの後半生を描いた
ミニシリーズドラマ。


1995年、暴言によってCNBCをクビになったロジャーは、
メディア王ルパート・マードックの元でFOXニュースを立ち上げる。
TVを知り尽くし、熱烈な保守派でもあるロジャーは、
保守派の労働者階級をターゲットにした番組制作に徹する。
共和党支持で固めて、偏向報道、情報操作も辞さない。
視聴率はケーブルTVのニュース番組ではトップを独走。
FOXニュースの報道が政治的影響力を持つようになる。

一方でロジャーはパワハラ、セクハラ三昧の俗物で、
キャスター志望の女性は性行為の相手をさせられ、
中には精神的に疲弊して退職する女性もいた。
元ミス・アメリカのグレッチェンもまた、
番組においてセックスアピールばかりを求められ、
思うような仕事が出来ず、不満を募らせる。
するとロジャーからの圧力が強まり、昼の番組に追いやられる。
解雇目前のグレッチェンは、
ロジャーのセクハラを暴こうと、弁護士と相談する。
他の女性職員達も少しずつ声を上げるようになった。
訴えは注目の的となり、自宅にも大勢のマスコミが押し寄せる。
騒ぎから家族を守る為、グレッチェンは裁判を諦め、
和解で2000万ドルを勝ち取る。

マードックの息子達が実質的な経営権を持つようになっており、
ロジャーは巨額の退職金をもって解雇される。
その10ヶ月後、自宅で転倒し、入院後間も無く亡くなる。


主演ラッセル・クロウ。
確かに、年齢とともに少しずつ余分なお肉が付いてきていたけど、
今作では特殊メイクで、超おデブな老人の姿に。
う、う〜〜ん、
俳優としてはチャレンジのし甲斐があるんだろうけど、
「J・エドガー」のレオナルド・ディカプリオとか、
「バイス」のクリスチャン・ベールとか、
世界的なイケメンがハゲでおデブの特殊メイクって、やめてよね。
おデブの役はおデブの俳優に配役したら良いと思うんだけど、
制作費が高額になる企画では、スターが必要なんだろうな。

ラッセル・クロウの丸っこくて人懐こい目の演技が、
時に威圧的で恐怖を誘ったり、時に子供っぽくてチャーミングだったり。
ロジャーがそういう人だったのかな。

(続く。)
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