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マンガ家Mの日常
19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した伝説的ダンサー、
ロイ・フラーの伝記映画。


19世紀後半、ゴールドラッシュで一山当てようとしていた父親が、
仲間内のイザコザで殺害されると、
ルイズはプレイボーイのドルセー伯爵のポケットマネーを拝借して、
ダンサーになる夢を追ってパリに渡航。
既に25歳になっていたルイズはバレエ団の応募資格が無かったが、
自ら考案したダンスや舞台照明等を提案する事で道を切り拓いた。
ステージ用に名前をロイ・フラーに改名。

大きな布地にカラフルな証明を受けて翻しながらの幻想的なダンスは
パリの観客に受け入れられ、ついにはオペラ座の舞台出演も果たす。
しかし、布地とそれを操る棒の重みで身体を酷使し、
近くから当てられる照明の光で目を悪くしていった。
ダンサーとしての危機を迎える中、
有望な新人のイサドラ・ダンカンの裏切りに遭い、傷心の日々を送る。

心身ともに極限の状態でオペラ座に立ち、舞台を成功させる。
布地を翻す形式のダンスは、著作権が認められた。


女性が自らの才覚でダイナミックに成功を掴む姿は見応えがある。
映画では舞台の成功が僅かで、すぐに身体がボロボロになって、
舞台をキャンセルするなど、危うい印象だけど、
Wikiでロイ・フラーを見ると、パリでは王族や超有名知識人達との親交もあり、
照明技術の特許も取って、かなりな成功者なように見られる。
ただダンサー、振付師というだけでなく、独自の舞台美術を考案し、
振り付けの著作権も認められる等、活動が多岐に渡る。

どこまでが正確な伝記なのか、創作なのかがはっきりとは分からない。

若いイサドラ・ダンカンに手玉に取られるシーンもあり、
レズビアンだったかのように思われる。
ドルセー伯爵との関係がイマイチ深まらなかったのもそのせいなのか。
イサドラ・ダンカンが自信過剰で悪人っぽい。
ロイの庇護を受けながら、ロイのダンスを否定する。
イサドラを演じたリリー=ローズ・デップがイケ好かない。

ヴァネッサ・レッドグレープが演じた「裸足のイサドラ」を見てみたい。

ドルセー伯爵を演じたギャスパー・ウリエルの醸し出す退廃美に魅了される。

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