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マンガ家Mの日常
これはさすがにネタバレ注意です。

ソダーバーグ監督のミステリー。
タイトルの「サイド・エフェクト」は薬の副作用の事。
もうちょっと邦題に工夫が欲しいと思うのはいつもの事。

精神科医ジョナサンの元に鬱病で悩むエミリーと言う女性が来る。
エミリーの夫マーティンは、不正取引で4年間服役して戻ったところ。
これから夫婦揃っての幸せな生活が再開されるかと思いきや、
エミリーの鬱症状は酷くなるばかりで、自殺しかける。
ジョナサンは適切な治療を行っていた筈だったが、
エミリーは薬の副作用による夢遊病で、マーティンを刺し殺す。

エミリーの殺人が故意によるものでは無く、副作用のせいだとしたら、
事件の責任はジョナサンにあると見られ、
ジョナサンは精神科医としての仕事に大きなダメージを受ける。

ところが、エミリーの鬱病はニセモノで、
処方薬の評判を落とし、製薬会社の株価を操作して儲ける為に
前任の精神科医とともに仕組んだものだった。

ジョナサンは株価の動きに気付き、エミリーの詐病を見破り、反撃に出る。

物語のトリックは面白い。
ただ、もう少しメジャーな作りにしてもらえるとわかり易くて良かったかな。
ソダーバーグだから、スタイリッシュな映像にしたかったんだろうけど。

ジョナサンと前任の精神科医ヴィクトリアが対面する場面が何度かあるけど、
美男ジュード・ロウと美女キャサリン・ゼタ=ジョーンズなんで、
綺麗過ぎて、逆に違和感がある。
映画だから仕方無いけど。

エミリーは夫マーティンの犯罪で、セレブ生活が崩壊して夫を恨んでる。
ジョナサンの妻も、事件で生活が揺らぐと、ジョナサンを信じようともせず、
息子を連れて家を出て行く。
事件が無事終結したら戻って来るんだけど、
こんなんで夫婦の信頼関係が戻るのかな。
ジョナサンの上司やヴィクトリアを含め、金目当ての怖い女ばっかり。
この脚本家、女性に恨みでもあるのかな。

物語のトリックとは別に、
アメリカの人達って、何でもかんでも薬で解決しようとする、
薬の飲み過ぎの方が見ていて怖い。
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