８回のミニシリーズ、まとめて一気に見ようと思っていたけど　そうもいかず、
日を置いてチビチビと小分けにして　やっと見終わりました。
現代アメリカの皇室とも言われた　ケネディ家の物語だから
さすがに丁寧な作りだった。
丁寧だからこそ　テンポが緩くなったきらいはあるかな。

JFK役のグレッグ・キニア、
数多くの映画出演がありながらも、常に２番手３番手だった。
今回JFKの役を掴んだのは　キャリアの中でも輝かしい１ページになるでしょう。
髪型は当然似せて作るのだけど、目鼻立ち、頬のシルエットが
時々気味悪いくらいに　JFKにそっくり。
勿論一通りの演技の実力があってこそだけど、
記憶に新しい有名人をドラマにする場合、容姿が似てる事は重要だものね。

弟のロバート役のバリー・ペッパーは　何と言っても
映画「メルキアデス・エストラーダの３度の埋葬」が印象深い。
あの顔だから、屈折した役がとにかく似合う。
ロバートに似てるかって言うと　そうでもないんだけど、
JFKより心情の揺れがあって、良い役所だった。
...それにしても、１１人の子だくさんって...。

息子達がなんかフラフラしてるところにもって
父親役のトム・ウィルキンソンの迫力が、やっぱりドラマのメインな感じ。

ジャッキーはちょっと美化されてた？
選挙や政治の権謀術数が話の主体だから、話の焦点をしぼる為に
ジャッキーのキャラクターを複雑にするのを避けたんでしょう。
ケイティ・ホームズ、童顔なのに背が高くなり過ぎちゃって、
男性俳優と並んだ時のバランスがうまくない。
グレッグ・キニアと一緒のシーンでは　ぺったんこの靴履いたり、
ホワイトハウスのスタッフには　背の高い人を揃えたりしてしのいでたけど、
こればっかりは　どうにもね。
「ドーソンズ・クリーク」がなつかしいね。

ヨソの国の大統領だし、もう半世紀も前の事ではあるんだけど、
選挙の度に大金バラ撒いて、マフィアとも手を組んで、
重要ポストの任命は　経験不足でも家族優先で、
大統領の任期中何人も愛人連れ込んで、バレまくってて、
重大な外交政策は失敗続きで、それは国民に正直にあやまったから許されて、
...なんだか　冷静に見るとさんざんな感じ。

...管首相、なんやかんや言われてても、よく頑張ってると思うよ。