今日は、ハードなミステリーは避けて、少し緩めの映画を見る。
ケイト・ブランシェット主演のロマンス映画、...と言って良いのかな?
原作は「太陽がいっぱい」で有名なパトリシア・ハイスミス。
ごく初期に、違う名義で書かれた小説で、ミステリーではないけれど、
発表当時100万部を超えるベストセラーとなったらしい。
ミステリーを期待しちゃうんだけどね。
1950年代の NY、
デパートの売り子テレーズは美貌の人妻キャロルと出会う。
キャロルが店に置き忘れた手袋を届けた事から、個人的な付き合いが始まる。
テレーズには求婚して来るBFがいたが、どこか物足りなさを感じていた。
写真家になる夢も心のうちで育てていた。
キャロルには資産家の夫ハージと幼い娘がいたが、
ハージはキャロルとアビーとの同性愛的傾向に不満を覚え、離婚調停中。
娘の単独親権を求めて争っていた。
テレーズはキャロルに惹かれ、BFと破局。
誘われるままにキャロルとドライブ旅行に出て、仲が深まる。
テレーズはキャロルのバッグの中に銃がある事に気付く。
これはただのドライブ旅行ではなく、娘を取り戻す為の旅だったのかもしれない。
途中のモーテルで偶然出会ったセールスマンの男が、実はハージに雇われた探偵で、
テレーズとキャロルの部屋の音声を盗聴し、同性愛の証拠を掴んだ。
同性愛が明らかにされると、社会的信用を失い親権争いに負けてしまう。
キャロルはテレーズと別れて、ハージの一家と過ごす決意をするが、
自分自身を偽り続けることに疑問を持ち、
娘のためにも泥沼の裁判を避け、親権を譲って、面会権だけを求める。
NYに戻り、写真の仕事に踏み出そうとするテレーズだったが、
3年後、キャロルから手紙を受け取り、会食の会場に出向く。
テレーズの姿に気づき、微笑むキャロル。
原作となった小説が発表されたのが1952年だそうで、
当時としては、同性愛の問題を公に語るのがどれ程難しかった事か。
メリル・ストリープに継ぐハリウッドの女王の座に着いたケイト・ブランシェットが、
神秘的な美しさと豊かな表情で存在感のある演技を見せている。
ただ、日本人の目からすると、少しオーバーアクトな気がしないでもない。
テレーズ役のルーニー・マーラは、オードリー・ヘップバーンのような前髪で可愛い。
ベッドシーンではルーニー・マーラはバストトップまで見せるが、
ケイト・ブランシェットの体がそこそこ隠されているのは、
ハリウッド女優としてのランキングの違いで、契約に差が付いたからと思われる。
現代の感覚からすると、特に目新しい物語性は無いので、
どこまで50年代のアメリカ社会に思いを馳せて鑑賞出来るかにかかっている。
公に出来ない恋人関係で、社会的信用さえ失いかねないのは、
アメリカでも日本でも、今尚解消されていない問題でもあるが。
50年代の車やファッションが可愛い。
ケイト・ブランシェットが見事に引き締められたウエストラインで
当時の流行のワンピースを着こなしている。
タバコを吸う時の指や首の傾げ方も美しい。
個人的にタバコは好きでは無いけれど、画面での仕草の美しさは捨て難い。
ケイト・ブランシェット主演のロマンス映画、...と言って良いのかな?
原作は「太陽がいっぱい」で有名なパトリシア・ハイスミス。
ごく初期に、違う名義で書かれた小説で、ミステリーではないけれど、
発表当時100万部を超えるベストセラーとなったらしい。
ミステリーを期待しちゃうんだけどね。
1950年代の NY、
デパートの売り子テレーズは美貌の人妻キャロルと出会う。
キャロルが店に置き忘れた手袋を届けた事から、個人的な付き合いが始まる。
テレーズには求婚して来るBFがいたが、どこか物足りなさを感じていた。
写真家になる夢も心のうちで育てていた。
キャロルには資産家の夫ハージと幼い娘がいたが、
ハージはキャロルとアビーとの同性愛的傾向に不満を覚え、離婚調停中。
娘の単独親権を求めて争っていた。
テレーズはキャロルに惹かれ、BFと破局。
誘われるままにキャロルとドライブ旅行に出て、仲が深まる。
テレーズはキャロルのバッグの中に銃がある事に気付く。
これはただのドライブ旅行ではなく、娘を取り戻す為の旅だったのかもしれない。
途中のモーテルで偶然出会ったセールスマンの男が、実はハージに雇われた探偵で、
テレーズとキャロルの部屋の音声を盗聴し、同性愛の証拠を掴んだ。
同性愛が明らかにされると、社会的信用を失い親権争いに負けてしまう。
キャロルはテレーズと別れて、ハージの一家と過ごす決意をするが、
自分自身を偽り続けることに疑問を持ち、
娘のためにも泥沼の裁判を避け、親権を譲って、面会権だけを求める。
NYに戻り、写真の仕事に踏み出そうとするテレーズだったが、
3年後、キャロルから手紙を受け取り、会食の会場に出向く。
テレーズの姿に気づき、微笑むキャロル。
原作となった小説が発表されたのが1952年だそうで、
当時としては、同性愛の問題を公に語るのがどれ程難しかった事か。
メリル・ストリープに継ぐハリウッドの女王の座に着いたケイト・ブランシェットが、
神秘的な美しさと豊かな表情で存在感のある演技を見せている。
ただ、日本人の目からすると、少しオーバーアクトな気がしないでもない。
テレーズ役のルーニー・マーラは、オードリー・ヘップバーンのような前髪で可愛い。
ベッドシーンではルーニー・マーラはバストトップまで見せるが、
ケイト・ブランシェットの体がそこそこ隠されているのは、
ハリウッド女優としてのランキングの違いで、契約に差が付いたからと思われる。
現代の感覚からすると、特に目新しい物語性は無いので、
どこまで50年代のアメリカ社会に思いを馳せて鑑賞出来るかにかかっている。
公に出来ない恋人関係で、社会的信用さえ失いかねないのは、
アメリカでも日本でも、今尚解消されていない問題でもあるが。
50年代の車やファッションが可愛い。
ケイト・ブランシェットが見事に引き締められたウエストラインで
当時の流行のワンピースを着こなしている。
タバコを吸う時の指や首の傾げ方も美しい。
個人的にタバコは好きでは無いけれど、画面での仕草の美しさは捨て難い。
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