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マンガ家Mの日常
再録画用のディスクに録画した映画を順番に消化する。
短めなのでお手頃。

イギリスの郊外にお屋敷があって、今そこは引退した音楽家の為の
老人ホームになっている。
音楽家って言っても、クラシックとか、ポップスでも大御所。
とにかく皆元有名人。
そして、その中でもキャリアによって階層が出来ている。
階層に関わらず楽しく暮らす人もいれば、こだわる人もいる。

ホームは経営の問題を常に抱えており、
毎年開くガラコンサートで寄付を募って運営している。

そんな時、かつてのオペラの大スター、ジーンが入所して来た。
先に入所していたレジーは、ジーンの最初の夫だったが、
ジーンに浮気されて離婚し、ずっとその事を根に持っていた。
ジーンは謝罪しようとするが、レジーはなかなか受け入れない。
一方、ガラコンサートへの参加を要請されたジーンは、
かつてのような完璧な歌唱が出来ない事から、出演を固辞する。

しかし、お互い先の無い身である事から、
今を充実させるべく、前向きに進む事にする。

ダスティン・ホフマンの初監督作品という事もあって、
もっと野心的な何かを期待してたけど、全編のんびりとしていて、
クラシック好きなお年寄りならともかく、
一般的な映画ファンには物足りない作品だった。
クラシックに明るく無くてスミマセン。

中心になる4人は俳優なんだけど、
他の入所者は映画の設定同様、往年の大スター達。
そう言う企画を成功させたって言う点では立派。
元になったドキュメンタリー映画があるらしいです。

歳を取って、ホームに入る等、誰かの世話にならなければならない時は
誰にでもいずれ来る。
自分の身の振り方は常に考えておかなければならないけど、
今の年齢でこの映画には浸れないかな。

でも、映画の出演者くらいの年齢になっちゃったら、それはそれで浸りづらい。

やっぱり、高齢のクラシックファンの為の記念碑的な作品かな。


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