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マンガ家Mの日常
アメリカンコメディ・ウィークのくくりで、
主演が「30ROCK」のティナ・フェイとポール・ラッドだっていうもんで
ドタバタのおバカコメディ映画だと思って見たんだけど、
かなり真面目な内容だった。
ポール・ラッド、お尻の穴を見せる事も無く。

プリンストン大学の入学事務局に勤めるポーシャは
入学願書を吟味して、より優秀な学生を入学させる仕事に当たっている。
日本の大学入試と制度が違うところもあるんで、この辺はよく分からないけどね。
名門プリンストンともなれば、試験の点数だけでなく、
高校時代の成績や課外活動の記録、家庭状況等、細かくチェックされる。
何もかもがパーフェクトでなければならない。
でも、多少は入学事務局の担当者のさじ加減もある。

ある日大学の同期だったというジョンから連絡が来て、
新設校に勤めていて、優秀な学生がプリンストン入学を希望してるから
会ってやって欲しいと頼まれる。
この辺も日本と違うよね。
ところが、ジョンから、この学生ジェレマイアは
ポーシャが学生時代に産んで養子に出した子だと告げられ、
ポーシャはなんとか入学させてやりたいと肩入れするようになってしまう。
ラストでは、それはジョンの勘違いだったと分かるんだけど、
ポーシャは事務局のパソコンを不正操作して、その子を合格にしてしまう。

名門とされる大学の厳しい入学事情を縦軸に、
ポーシャの複雑な家族の事情が織り込まれて行く。
ポーシャの母親は有名な芸術家で、自由奔放な精神の持ち主で、
行きずりの関係でポーシャを産んだ為、ポーシャは父親の名前も分からない。
また、母親は自分の価値観でポーシャを諌めたりするので、
真面目なポーシャは萎縮してしまっていた。
学生時代の妊娠も、母親に打ち明けられずにひとりで悩んでいた。

不正操作が大学にバレて、ポーシャはクビになるけど、
合格は取り消されずに済む。
ポーシャには踏んだり蹴ったりな展開なんだけど、
養子に出した子供と連絡を取る気持ちにやっとなれたし、ジョンとも上手くいく。
母親もポーシャに気遣いの言葉をかけてくれるようになる。
様々な事柄の雪解け。

この後の仕事はどうすんのよ、とか、
ジェレマイアが不正入学について知ったら、とか、考える事は多いけど。
ジョンは良い人なんだろうけど、思い込みが強い感じなのがどうなんだかね。

やっぱり、ドタバタのおバカコメディが良かったなぁ〜。

補記/他の方のブログなどを見てみたら、かなり辛辣な感想が書かれてあった。
   まぁ、そう言われても仕方ないストーリーだったかな。


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