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マンガ家Mの日常
忘年会、行って来ました。
主催者の方がバリキャリの女性で、集まってる方々も皆さんバリキャリ。
気後れしちゃいます。
まぁ、色物枠かね。

大勢の集まりで、大半は初めてお目にかかる方ばかりなんで、
名刺交換で一杯一杯になってしまう。
お互い、どこの誰で、どういう人なんだか分からないから、話を合わせるのが大変。
それも、飲みながら食べながらだから、忙しい。
パーティ、苦手。
でも、そう言ってたら世界が広がらないんで、なんとか頑張る。
パーティ、疲れる。

おそらくは、主催者のお眼鏡にかなった方々がご招待されているのでしょう。
ビジネスの顔つなぎがベースだから、そうなって行く。

マンガ家なんかがいる場所じゃ無いのだけど、
最近は企業の仕事の説明パンフレットをマンガで作るのが流行っているらしくて、
2、3お話を伺いました。
仕事に結びつくかどうかは微妙。とりあえず話を聞くだけ。

ビジネス関係の集まりなので、男性の方がやや多い構成。
結婚相談所を経営されている方も参加されていて、
流れで独身者に挙手してもらったところ、独身女性の割合が圧倒的に多かった。
仕事で成功した男性は結婚出来て、奥様は夫を支える専業主婦だったりして、
でも、女性は仕事してると、男性社会の中でキャリアを築くのは困難だから、
結婚に向ける時間もエネルギーも削がれてしまう。
ここでもか、と知らされると、ちょっとガックリ来ちゃった。

夫婦というのは釣り合いだから、
高学歴は高学歴同士、高収入は高収入同士がやっぱりウマが合い易い。
バリバリ働いて、高収入を得る事も大事。

ビジネスの集まりでお金の話がどこかで出るのは仕方ない事なんだけど、
やっぱりちょっと引っ掛かる。
お金稼げなくても、いい仕事してる人は沢山いる。
マンガのアシスタントさん達だってそう。
アシスタントの仕事では巨額の収入には到底結びつかない。
でも、皆、マンガが好きで、絵を描く事に誠実。
作品を、マンガ出版の文化を支えてくれている。
もっと報われても良い筈。

先日、新聞の何かの記事で目にした言葉。
「薄利多売は低賃金を生む。」 松下幸之助氏の言葉なんだって。
カリスマ的な経営者として、ビジネスの真実を突いている。
マンガの出版もずぅ〜っと薄利多売でやって来て、
それを支えてきたのはマンガ家への原稿料の低さに尽きる。
出版は制度疲労の段階に来ている。
優秀なビジネスマンの力が欲しいと思う。
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