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マンガ家Mの日常
映画の中で印象的だったシーン。
ネットで見たブログの中で、他の方も触れていた。

でも、私が強く印象に残った点は少し違う。

フードバンクで、空腹に耐えかねたケイティが、思わず缶詰を開けて、
手掴みで口に運ぶ。
子供達二人に食べさせる為、ケイティはろくに食べていなかった。
自分が食べる分を、家の改修を手伝ったダニエルに振る舞ったりもしていた。

空腹で崩折れながら、自分がした行為の情けなさに涙するケイティを
ダニエルが優しく慰める。

でも、それよりも、
フードバンクの職員の女性が、焦って缶詰を食べたケイティに、
「何でもない事なのよ。」と、静かに労わる様子が素晴らしかった。
落ち着いて、水や食べ物を勧める。

職員の人達は、毎日、窮状にもがき苦しむ人達に接している。
ケイティのように、働きたくても働き口が見つからない人も多い。

恵まれない状況に陥った時、支援は差し伸べられて当然なのだ。

支援を受けた人は、次の一歩を踏み出せる。
例え無気力に沈んだ人であっても、生きる権利がある。
フードバンク職員はそれを知っている。
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