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マンガ家Mの日常
8月前半、オリンピックの狂乱の間は様々なニュースがストップしていたが、
メダリスト達の凱旋式典もそろそろ終わり、それまでの社会問題が復活して来た。
勿論、諸問題がオリンピック期間中にストップしていた訳では無い。
いじめの傷は痛むし、原発ゴミは放射能をジワジワと出して来ていた。
関心が逸れて、少しはいじめは収まってたのかな、夏休みだったし。

いじめの問題って、以前にも書いた通り、逃げちゃうのが一番。
教育評論家の人達もそう言っている。
ちょっと注意したぐらいでは収まるもんじゃないってわかってるから。

昔から「36計逃げるが勝ち。」なんていう言葉もあるから、
逃げるのは次の備えの為であって、ちっとも恥ずかしい事ではない。
でも、かと思うと「逃げるのは武士の恥。」みたいな事も言ってたりするから
なんだかややこしい。
「日本は恥の文化。」なんて事も言われるから、
逃げるのはみっともないって、つい思っちゃうんだろうな。

いじめ対策の基本は、親が我が子を信じて守る事だって。
それはわかり易くて良い。

一方で、教師の立場からすると、まぁ、地域のしがらみとかは別にして、
いじめてる側もいじめられてる側も どっちも我が生徒だから、
なかなかどっちか片方だけに付くって訳にはいかない。

これって、例えば、家庭内でのいじめと似てる。

いじめ問題が出て来る度に、自分の子供の頃を思い出す。
以前にも書いた事だけど、物心付いた頃からずっと姉にいじめられてきた。
殴るとかではないけれど、何かに付け邪険にされたり、
心の奥が傷付くような事を言われたりしていた。
自宅だから、逃げ場が無い。
親に相談すると「たいした事無い。」だとか「信じない。」だとか言われた。
親は子供達全員の親だから、我が子のどれかを悪人だと思いたく無い。
挙げ句に、仲良く出来ない私の方が悪いかのように言われる。

親だって、子供を助けてはくれない。
小学校高学年で実感した。

それに比べたら、学校でのいじめには「親」っていうセーフティゾーンがあって
随分と恵まれているようにさえ思える。

いじめられてる子供達、親を頼って逃げろ。今はそれで良い。

でも、いつかは自分の力で立ち向かうんだよ、
その時はどんなに辛くても、自分ひとりで頑張るんだ。


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