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マンガ家Mの日常
「400万円」の記事について、
「妻は全てを捨てる覚悟で、夫とママに恥をかかせるべく公表した。」
とのご意見をいただきました。
成る程ね〜。

裁判に踏み切ったからには勝算あっての事だったとは思うけど、
仮に勝ったとしても、400万円の請求に対して、
裁判官が認めるのは100〜150万円くらいだったと思われる。
弁護士に支払った着手金が100万円てとこだろうから、ほぼトントン。
どっちにしろプラスと言えるものは無い。

目的は「復讐」。
そういう意味では見方は共通してると言えるかな。

弁護士さんの立場としては、依頼者の利益を考える訳で、
裁判によって妻が困った事態に陥らないよう方向性を探る。
だから、家庭崩壊、離婚、とはならないよう気遣った筈。
それは裁判官も同じ。
果たして妻は離婚を前提にした裁判だったのか?

7年間に渡って関係を持っていた、というのは、
やっぱりただの枕営業では無く、愛人関係だったと思える。
銀座のクラブママと顧客となれば、お互いそこそこ良い年齢になってる筈。
夫は50〜60代くらいとかで、お金も地位もある。
このふたりからすると、愛人関係を続ける事で家庭を壊すつもりは無かった。
となると、裁判での妻の言い分は弱くなってしまう。

夫の不貞行為による精神的苦痛は十分成り立つけど、
夫が家庭を壊すつもりは無かったと言えば、離婚裁判になった場合、
妻側に十分有利な判決が出るとは言い難い。

妻が裁判費用を捻出出来たのは、かなりの額のヘソクリがあったというよりは、
夫の地位のお陰で相応の財産があったからだろうか。
そういう男性と結婚出来た女性だとなると、妻の実家も財産家かもしれない。
ほぼ無一文で離婚しても、実家でゆっくり過ごせるって事なのかな。
だと良いけどね。

裁判で夫の浮気を公表すれば、夫とママの体面に傷が付くけど、
それは一時的なもので、夫の社会的地位を脅かす程には至らない。
となれば、公表して家庭の恥を世間に晒したところで、妻が得られるものは無い。
では、妻にとって裁判の意義は何なのか?

実利も期待出来ず、復讐の影響力も小さい。
妻における意義は、残念な結婚を清算して気持ちの区切りを付ける事。

この事件に限らず、裁判したところで相手は反省なんかしやしないよ。
だから相手に何らかの変化を期待するのではなく、
自分の気持ちと身の回りの整理の為だと思う方が良い。

でもねぇ〜、妻もそこそこの年齢だろうから、
離婚なんて事は考えず、安泰な生活を維持して、
弁護士に支払うお金があるんだったら海外旅行でもすれば良いと思うよ。

愛人関係が7年間続いていたとして、妻はいつ頃気付いたんだろう?
7年っていう数字はどこから出て来たのかな。
7年前の最初の頃から気付いていたのなら、何で今まで何もせずにいたのか、
何で今になって裁判なんてしようと思ったのか。
7年間も我慢していたのなら、この先も知らん顔出来たと思うんだけどね。

まぁ、他人事ですが。
他人事だからこうやって気楽に、かつ冷静に話が出来る訳です。


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