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マンガ家Mの日常
批判を承知で書く。

先に謝罪しておきます。
一部の人を酷く傷つける部分があると思います。
ごめんなさい。


親になってみないと、親の気持ちは分からない、
そう言われても仕方が無いし、
言われたところでどうしようも無い。

でも、親になると、我が子の事しか眼中になくなり、
自己中心の塊のようになる様子もしばしば見受けられる。
親ではない立場からだと、世界が広く見えるとも言える。


少子化問題がクローズアップされてから、
良くも悪くも子育て世代の立場が強くなって来て、時々ウンザリさせられる。
総理の言葉に乗っかって、「輝きたいの。」とか言ってるママさん。
それは良いけど、だからって、何もかにも税金で賄えると甘えないで。
夫婦、家族で、時間もお金も少しはやりくりして下さい。

我が子が最良の保育や教育を受けられるように望むのは、親として正しい。
だからって、税金を我が子にガンガン注ぎ込んでくれと願うのはどうなんだろう。
そこまでする必要があるのか?

少し範囲を広げてみると、不自由な生活を強いられている子供達が沢山いる。
税金はまずそういうところに使われるべきじゃないか。

もっと範囲を広げてみると、世界中に餓死している子供達が大勢いる。
食べる物も清潔な飲み水も無く、生まれた瞬間から餓死に向かう道しかない。


先日、新聞で、幼い子供の命を救うべく、海外で臓器移植を受けさせる為に、
親御さんと周囲の人達が必死の思いで募金等で3億円に上る資金を集めた、
という記事を読んだ。
幼い子供の臓器移植の問題に関する記事は時々目に入る。
まだまだ過渡期で、制度が整備されていない。
移植が成功しても、治療は終わりでは無い。
拒絶反応や免疫等々、有りとあらゆる難関が待っている。
おそらく、その親子なら弛まぬ努力を貫いて生き抜くだろう。

素晴らしい親子だと思いつつ、やはりふと考えてしまう。
その3億円で、世界の飢えた子供達が何人助かっただろうか、と。


月々数千円の寄付があれば学校に行ける子供達、
数百円でお腹いっぱい食べられる子供達、
数十円のワクチンで命が助かる子供達。

世界では、子供達の人生とお金のバランスって、どうなっているんだろう。

資産家がゴージャスな買い物をしているのを報道やTVで見るにつけ、
この人達は良心が痛まないのかな、と考える時もある。
そういう人達が、果たしてグローバルな視点を持っていると言えるのか?
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