忍者ブログ
マンガ家Mの日常
えっと...、
いわゆる自己啓発とかいうのが嫌いです。
「気づき」「引き寄せ」とか言われると、うへっ、ってなっちゃう。

そこらじゅうで流行ってるけどね。
なんか、押し付けがましい感があったり、
運命論的だったり。

結局は、
一人からコツコツしっかり頑張りましょう、
諦めなければやがて助けの手も現れて、いつか上手く行くかもしれないよ、
って事でしょ。
ほら、2行で終わっちゃった。
それを本にしたりして、長々と同じ事を繰り返し説明してる。

自己啓発本が巷に溢れていて、すごく売れてるらしい。
これを読めば幸せになれる?
幸せになるのは、本が売れて儲かる著者と出版社の方でしょ。

先月、新聞で大きく広告が出ていた「人生を面白くする本物の教養」とか、
広告で紹介されてる内容には頷けた。
つまり、日頃自分がちゃんと考えていた事だったから。
それが上手な文章で読み易くまとめられてる、って事。
だったら、読む必要は無い。
冒頭、「自分の頭で考えられる」ことが教養、とある。
だったら、他人の本なんか読んでないで、自分で日々考えよう。
本に頼っちゃダメでしょ。

「家族という病」も、話題作で気にはなった。
日本の家族を美化する傾向に警鐘を鳴らしている。
でも、それも自分がこれまでの人生で立ち向かい続けて来た事。
物心ついてからずっとそうだったから、今更遅いし、
全て自分で悩んで、泣いて、辛さに耐えて、考え尽くして来た。
まぁ、それに、パーソナルな問題だから、人それぞれだしね。
本になんか自分を救ってくれる答えは無い。

流行りに迎合して、大勢の知識人が言ったから正しい、従うべきだ、
付いて来ない人は村八分、
そういう国民性がダメなんだと思う。

自分の頭で考えて、人に反論して、攻撃されて、仲間外れにされて、
痛みに耐えてそれでも自分を信じていられるか、
人生でそういう姿勢を貫く事が出来るか。

私の思考って、個人主義的過ぎるのかな。

かつて日本の全体主義が国民を戦争に駆り立てた。
70年経っても、国民性にそれほど変化があるとは思えない。

全体主義の社会において、車騎の淀みをかき回す個人主義の人間は有用。

シンドイけどね。
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック