忍者ブログ
マンガ家Mの日常
最近、新聞やTVのニュースで、子供や老人の貧困が話題にされる。
アフリカの紛争地域や東南アジアの小国ではなく、
G7にも連なる経済大国日本での話。

どうなっているんだろう、と考える。


子供の貧困はシングルマザーとセットになっている。
離婚して子供を引き取ったけど、良い就職口も見つからず、低賃金で働いて
身体を壊して働けなくなるケースが目につく。

まず、そんなに簡単に離婚しないでくれ。
勿論当人にとっては深刻な問題があったのだろうとは思うけど。

結婚って、地域社会における生活基盤。
それが近年恋愛結婚が主流になって、やたら「愛」にこだわり過ぎる。
「愛」に潜む危険性。
生きていく上では生活が大事な筈でしょ。
生活より男女愛に重きを置いて結婚を考えれば、そりゃ生活の破綻は確率が上がる。

そして、女性が仕事して収入を得る困難さ。
就職難で、派遣で安く人を使う時代になってるから、
キャリアやスキルの乏しい人にはまともな仕事は見つからない。

せめて、男親は子供の最低限の養育費だけでも支払ってあげて。
別れた女に金を渡すのはシャクだってのはよくわかる。
だったら、何に使ったか月々の明細を出させるとか、面会権を確保するとか、
子供の為に理性を働かせてほしい。

ただ、一方で、
自分が育った子供時代に比べると、
今時の子供達って、信じられないくらい贅沢なんだよね。
大して勉強出来なくても大学に行っちゃうし、服は小綺麗だし、
ゲーム機だのスマホだの、お金の掛かる機器を皆持ってる。


老人の貧困は、自分の将来を思うと、他人事では無い。

長い人生を過ごして来た後の事だけに、個人の事情もあって更に状況が複雑。
よく分からないけど、ニュースでは年金の問題が取り上げられていた。
今の年金受給世代って、まだ余裕がある方なんじゃなかったのかな?
それぞれの年金制度への関わり合い方にも問題があったのかな?

「最小不幸社会」の作り方について、もっと取り組むべきなんだろう。


貧富の差が広がったのは、大きな企業への優遇措置が問題なんだと思う。
どういう職種でもそうなんだけど、
上の方の人達で収益の大半を取ってしまって、
現場で働く下請け、孫請け、ひ孫受けには、労働に見合うお金が回って来ない。

問題は、富の分配の不公平に尽きる。




PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック