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マンガ家Mの日常
近所の手芸用品店が閉店セール中。
昔ながらの小売店がまたひとつ消えてゆく。
店主がボチボチ高齢で引退するのか、経営が厳しくなったのか。

手芸なんて全く趣味ではないので、客とは言えなかったが、
それでもほんの些細なものが必要な時、ちゃんと品物にありつけた。
U2のお手製フラッグも、ここで生地を揃えたし、
オシャレなストッキングの付属のリボンが片方だけ無くなってしまった時も
ここで替わりのリボンを必要な分だけ、多分1mとか買えた。

そんな、ちょっとした買い物がもう出来なくなる。

熱心な手芸愛好家の人達はおそらく、多彩な品揃えを求めて
ユザワヤのような大型店に最初から足を運ぶのだろう。
でも、私みたいなのが1mのリボンが必要な時、
電車を乗り継いでユザワヤまで行くのは面倒で仕方が無い。

昨年近所の雑貨屋が閉店してしまって、
気軽にトイレ用のカワイイスリッパが買えなくなってしまった、
その再来とも言うべき出来事。
スリッパは景品か何かの薄っぺらいヤツで代用していて、
まだ新しいのが買えずにいる。
困ったもんだ。

ご近所にはコンビニやペットショップ、小洒落たレストランで溢れている。
それはそれで見た目も良くて華やかなのだが、肝心の生活が脅かされている。
街が画一化された業種の店舗ばかりになって良い筈が無い。

資本主義に押されて、街が顔を失い、住みづらくなって行く。
こういう問題に気を配ってくれるのはどういった機関なんだろうか。
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