秋の読書週間。
ネタバレあり。
ピエール・ルメートルの世界的ヒット作「その女 アレックス」の前作。
主人公のヴェルーヴェン警部とそのチームが登場する第1作。
なんだけど、「アレックス」のインパクトから、売上を考えて
日本では発行が前後する事になっちゃった。
発売戦略としては当たってるんだろうけど、
「アレックス」が「イレーヌ」のネタばらしになってしまっているのはちょっと残念。
未読の方は「イレーヌ」を先に読んでね。
猟奇的殺人事件という点では「イレーヌ」の方が衝撃度が強いかも。
凄惨な殺人事件の現場を捜査していくと、
過去に出版された推理小説の作品との類似が見つかり、
同様の事件が連続して起きていた事が分かる。
原題の「Travail soigne」は直訳すると「職人技」となる。
確かにね、事件には合ってる。でも、日本語タイトルとしての華に欠けるよね。
「悲しみのイレーヌ」ってのも、センチメンタル過ぎてどうなのかなとは思うけど。
作中で紹介されていた「ブラック・ダリア」は映画で見ていたので知っていたけど、
「アメリカン・サイコ」は映画を見逃したままだったので、
冒頭で関連性に気づけなかった。なんか、悔しい。
大ブレイクする前のクリスチャン・ベール主演で、見たかったんだよね。
レンタルしようかな。
「ブラック・ダリア」は実際の事件が元になっているのだけど、
他はフィクションなので、そういうものを作中で使用するとなると、
著作権の問題とかかなり難しくなるんだろうな。
事件の捜査は淡々と進んでいる感じで、
ミステリーの知的興奮とまではいかなかったけれど、
それぞれのキャラクターの面白さの原点が見られるのは良かった。
映画化やドラマ化を念頭に置いて書いてるのかな。
テンポも良くて読み易い。
ネタバレあり。
ピエール・ルメートルの世界的ヒット作「その女 アレックス」の前作。
主人公のヴェルーヴェン警部とそのチームが登場する第1作。
なんだけど、「アレックス」のインパクトから、売上を考えて
日本では発行が前後する事になっちゃった。
発売戦略としては当たってるんだろうけど、
「アレックス」が「イレーヌ」のネタばらしになってしまっているのはちょっと残念。
未読の方は「イレーヌ」を先に読んでね。
猟奇的殺人事件という点では「イレーヌ」の方が衝撃度が強いかも。
凄惨な殺人事件の現場を捜査していくと、
過去に出版された推理小説の作品との類似が見つかり、
同様の事件が連続して起きていた事が分かる。
原題の「Travail soigne」は直訳すると「職人技」となる。
確かにね、事件には合ってる。でも、日本語タイトルとしての華に欠けるよね。
「悲しみのイレーヌ」ってのも、センチメンタル過ぎてどうなのかなとは思うけど。
作中で紹介されていた「ブラック・ダリア」は映画で見ていたので知っていたけど、
「アメリカン・サイコ」は映画を見逃したままだったので、
冒頭で関連性に気づけなかった。なんか、悔しい。
大ブレイクする前のクリスチャン・ベール主演で、見たかったんだよね。
レンタルしようかな。
「ブラック・ダリア」は実際の事件が元になっているのだけど、
他はフィクションなので、そういうものを作中で使用するとなると、
著作権の問題とかかなり難しくなるんだろうな。
事件の捜査は淡々と進んでいる感じで、
ミステリーの知的興奮とまではいかなかったけれど、
それぞれのキャラクターの面白さの原点が見られるのは良かった。
映画化やドラマ化を念頭に置いて書いてるのかな。
テンポも良くて読み易い。
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