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マンガ家Mの日常
2、3日前の新聞で、
タイの難民キャンプにいるミャンマー人の方々に
清潔な古着やシーツ、タオル等を届けよう、といった活動が紹介されていた。
特に5歳以下の子供服が必要らしい。
ウチには子供がいなくて、古着も無いので、出せるものが無い。

子供の成長は早いので、子供服はすぐ着られなくなる。
最近じゃ節約の為ネットで出したり、ママ友同士で交換したりしてるらしい。
子供が大きくなって着られなくなった服があるご家庭には
積極的に寄付してもらいたいと思う。

でも、たまにどうなんだろう、と思う。

余程小さくなって着られない子供服はともかく、
自分達は新しい服を次々買って、去年の流行で今年着られなくなった服などを
難民の方に差し出す、というのは、失礼なんじゃないだろうか。
それよりも、新しい服を買う余裕のある人達は、
自分達はもう1年古い服を着て、
新しく買った服を難民の方にプレゼントしてはどうなんだろうか。

ユニクロとか、ZARAとか、値段の安い服が一杯出て来てるけど、
結局、安いからって、大量に買って、次々気楽に捨ててる。
それが経済効果なんだろうけども、
なんか、そういうのって傲慢な気がする。

キレイごとか、服を買う余裕も無いマンガ家の恨み節か...。

中高時代、制服がセーラー服だった。
ひと揃いは新しい制服を買ってもらえたが、
3学年上に(例の)姉がいたので、替えのスカートは姉のお下がりだった。
通ってた学校が違ったので、微妙にデザインも違ってたのだが、
同じようなセーラー服なので、校則に引っかかるという事は無かった。

でも、長く着てる分、ブロードの生地が潰れてテカテカ光っているのが
みっともなくて嫌だった。

今の様に大勢が当たり前のように大学に進学する時代ではなかったので、
親にしてみれば、大学の学費を確保するのが肝心で、
服などは全て贅沢品で、冬場の体育の時に着るジャージでさえ、
買うのを頼んだら さんざん渋られた。
両親は戦争を体験した世代だから、時代にそぐわない極端な節約精神も
仕方無いと我慢する他なかった。

子供時代の服に関しては、良い思い出が無い。
加えて、たまに何かの用事で新しい服を買ってもらうと、
暫くの間、姉からいじめられた。
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