忍者ブログ
マンガ家Mの日常
スポーツジムからの帰り、メールをチェックしたら、
義妹から、父方の叔父の訃報を伝えるメールが届いていた。


父は男4人、女1人の五人兄弟の長男で、
今朝他界した叔父は四男。
随分前に癌を患い、余命宣告をされた事があったが、
奥方が必死の思いでネット等で調べ尽くし、
良い治療法に巡り合って、完治して、永らえた。
数年前に奥方が先にこの世を離れ、遅れて出向く事になった。

家系のせいで頭髪は早くから潔く姿を消していたけれど、
兄弟の中でもとりわけ爽やかなイケメンで、すらりと背が高く、
スポーツでも秀でていた。
声のトーンも粋で、話に洒落っ気があった。

大学の農学部の教授で、一時期家族連れでアフリカに行き、
古代米の研究等をしていた。
アフリカでの生活で良い体験をしたらしく、
私にもアフリカ行きを勧めてくれていた。
もっと色々話を聞けると良かったのだけど。

兄弟で大きく年齢は離れてはいないけど、
それでも下から亡くなるのは道理に合わない。


義妹からのメールには、
遠方にいては葬儀への参列も難しいでしょう、との気遣いが書かれてあった。
勿論、現代には飛行機という物があって、福岡にも通じていて、
その気になれば当然行ける。
素敵だった叔父の葬儀に参列したい気持ちもある。

でも、二の足を踏んでしまう。
父や姉と顔を合わせる気になれない。
義妹は弟から幾らか話を聞いて、察してくれているのだろう。

葬儀というものがどれ程の意味を持つのか考えた時に、
それよりも、在りし日の笑顔を脳裏に刻みつけておく方が有益に感じられる。


明日、弔電の手配だけしよう。





PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック