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マンガ家Mの日常

第2次世界大戦下の日本の庶民の暮らしを描いたアニメーション映画が、
静かなスタートから徐々に評判を上げていっている。

録画している映画すら見きれていない状態なので、
とても映画館には足を運べない。

大勢が高い評価をしているのだから、多分良い作品なんだろうと思いつつ、
TVのCMやスポット番組だけで、何となく見たような気になってしまう。

当時の庶民生活の細やかな部分を綿密な時代考証で描かれているとの事。

ところが、TVで流れるひとコマが気になった。


ヒロインの少女が台所仕事をしていて、刻んだ野菜を鍋に落とし込んでいるシーン。
料理しながら歌を歌っているようでもあるので、
まな板をバイオリンに見立てているのだろうか。
短い映像で、音声が入らないので正確には分からない。

野菜を包丁の腹で押して、鍋に注ぎ込んでいる。
それは良いのだけど、
まな板をもつ指が包丁の向きの下方にあって、まな板の上面から指が出ている。
この状態だと、包丁で指を傷つける可能性がある。
料理に慣れている人であれば、そういう持ち方はしないのではなかろうか。

制作者は、自分自身は普段料理をしない人達なのだろうか。
時代考証に心血を注ぎながら、
今に繋がる日常の動作に対しての感覚が甘かったと言わざるを得ない。
原作のマンガで絵がどうなっているかも分からないけど。


こういう小さな事柄で、作品全体の評価が傷付く事は無い。

とは言え、
生きている人間の姿を描く難しさがマンガにはある。

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【2017/01/15 (日) 16:27】 | 日常
トラックバック() | コメント(1)

こうの史代さんですね
まるふう
世間じゃ評判になってますね。
個人的には新海さんの昔からのファンなので(十年前の「ほしのこえ」はよかったですよー。大成建設のCM連作もよかったです)「きみの名は」も見に行きたいところですが、仕事が忙しくてなかなか。
こうの史代さんの作品は、広島原爆ものの「夕凪の町 桜の国」が長らく代表作になっていましたが、これで代表作タイトルが変わるのかもしれません。ただ、原作の空気が映画と同じかどうかは不明です。個人的には映画は自分のペースで見れないので、漫画のほうがいいですね。動画に流されないで腰据えて消化できますから。


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コメント
この記事へのコメント
こうの史代さんですね
世間じゃ評判になってますね。
個人的には新海さんの昔からのファンなので(十年前の「ほしのこえ」はよかったですよー。大成建設のCM連作もよかったです)「きみの名は」も見に行きたいところですが、仕事が忙しくてなかなか。
こうの史代さんの作品は、広島原爆ものの「夕凪の町 桜の国」が長らく代表作になっていましたが、これで代表作タイトルが変わるのかもしれません。ただ、原作の空気が映画と同じかどうかは不明です。個人的には映画は自分のペースで見れないので、漫画のほうがいいですね。動画に流されないで腰据えて消化できますから。
2017/01/18(水) 23:36 |   | まるふう #527fe634ff[編集]
[管理者用 返信]
Re:こんにちは
はい。マンガも映画もまだ拝見していないので、あくまでも、所作の一つが気になった、というだけであります。
こうした深いテーマの作品を描かせてもらえる雑誌はなかなか無いと思われるので、とても貴重な取り組みの作品だと思います。
ただ、欧米の戦争モノの映画が英雄ものになりがちなのと同様、日本の戦争モノは、どこか美しく描かれがちなのが気になって、今作に限らず、映画でみようというところまで気持ちが動きません。
日本の現状を考えても、戦争については多角的な視点が必要なので、色々な作品が紹介されるのは良いことですね。
2017/01/19(木) 16:21 | たまいまきこ

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